Norimitsu Tsutsumi【堤 謙光】 Acoustic Guitar 2009年製
  • 在庫あり
  • 配送期間:1-3日1

ベテラン・ルシアー堤謙光氏による珍しいスチール弦の逸品!!

埼玉県浦和市に工房を構えるベテラン・ルシアー堤謙光氏。堤氏は普段はクラシック・ギターを専門とするギター・ビルダーですが、珍しいアコ弦仕様のカスタム・モデルが入荷しました!

ソリッド・スプルースTOP、ソリッド・インディアン・ローズウッドSIDE&BACK、マホガニーNECK、エボニー指板&ブリッジ、実測46mmナット、632mmスケール、カシュー・フィニッシュのカスタム・モデル。堤氏は通常クラシック・ギターしか製作していませんが、何処かからか頼まれて10本程度のアコギを製作したとの事。こちらはその中の稀少な1本となります。見た目はまんまクラシック・ギターですが、、(笑)、ボディー幅は約366mm程度で、マーチンで言うところの00サイズ、ギブソンで言うところのLGサイズくらいのサイズ感です。ナット幅は約46mmとワイド・ネックで、握りも元々は結構太めだったようですが、前オーナーの方が堤氏に依頼し、ネックをリシェイプしてもらったそうです。現在は気持ち太めのUグリップといった印象になっています。細いネックが好きな方には不向きですが、少し太めのグリップ感がお好みの方なら違和感なく演奏可能かと思います。

サウンドはエスポンスの良いクリアーでボリューム感たっぷりなサウンド!見た目で惑わされているだけかも知れませんが、何となくクラシック・ギターの要素も感じます(笑)。いや、音は完全にアコギなんですが、、音の広がり感というかエアー感が何となくクラシック・ギターのような雰囲気も感じてしまう不思議な音色なんです。カツンとダイレクトに発音されるローに芯のしっかりした、それでいて柔らかな艶を感じるミドル、ツルンとした艶があり倍音豊かなハイなどが混然一体となり、ちょっと他では味わったことの無いような不思議な魅力を持ったサウンドをご堪能頂けます!

楽器のコンディションはいくらか弾きキズが目立ちますが、その他は小キズが散見出来る程度でまずまずの美品コンディションかと思います。アコギの通常PGが貼られている部分には無数のピッキング跡があり、いくらか塗装も剥がれていたようですが、上記ネック・リシェイプ時に堤氏にカシューでタッチアップしてもらったそうで、現在は少しガサツキ感は残っていますが、そんなにか気にならないかと思います。その他にも細かい当てキズや擦り傷など散見出来ますが、塗装の柔らかいカシュー・フィニッシュの中古品として考えればまぁこのくらいのキズは致し方ないだろうなと思えるくらいの状態かと思います。

ネック・コンディションは良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.2mm、1弦側2.1mm程度と非常に弾き易いセッティングになっています。サドルにももう少し余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットはローフレットにいくらか減りが見られますが、一番減っている箇所でもオリジナルの7~8割程度の高さが残っています。

なかなかこのギターを探していたなんて方は居ないかと思いますが、、弾いてみればなるほど納得のルシアー・クオリティーのサウンドをお楽しみ頂けます!

ケースは汎用のハード・ケースが付属します。