年々稀少性を増してくるチャキのピック・ギター!!0フレット仕様のP-3美品中古が入荷しました!!
京都の老舗弦楽器メーカー茶木。1947年の創業以来、主にウッドベースやチェロの生産に力を入れる老舗ブランドですが、内田勘太郎さんの使用もあり、ピック・ギターにも非常に高い人気を誇るブランドです!現在ではピック・ギターの生産は元より、楽器の製造自体を休止してしまっていて、数年前に廃業されてしまったようです。今回入荷はそんな貴重なチャキの70年代アーチ・トップP-3!年式の割に非常に綺麗な個体です!
スプルースTOP、メイプルSIDE&BACK、メイプル3ピースNECK、ローズウッド指板&ブリッジ、0フレット仕様、実測42.5mmナット、約640mmスケールのフローレンタイン・カッタウェイ・ボディー。ボディー幅は約425mmと17インチ近く有り、ギブソンのL-50などより一回り大きく、どちらかと言えばL-5に近いボディー・サイズですが、抱えた感じはそんなに大きさは感じず、抱え心地の良い日本人の体型に合ったボディー・デザインです。
サウンドはザクザクと歯切れの良いカッティング・トーン!フラットトップでは決して味わう事の出来ない一種独特なサウンドをお楽しみ頂けます。ボディーの容量はL-50なんかよりも大容量なので、その分ボリューム感のあるサウンドですが、塊感のあるサウンドと言うよりはやはりアーチトップらしい歯切れの良いサウンドです。ブライトに立ち上がるサウンドに、アーチトップならではの何とも言えないリバーブ感が加わり、大味ながら切れのある魅力的なサウンドをご堪能頂けます!
楽器のコンディションは、年式なりの経年感はありますが、年式の割にキズは少なく、かなりの美品コンディションです!光にかざして子細に眺め回していくと、小キズ程度は散見出来ますが、遠目にも派手に目立つようなキズは無く、塗装の艶感も綺麗で、年式から考えるとかなり良いコンディションを維持していると言えるでしょう。但し、バインディングには経年なりの焼けがあります。また、この時代のペグはP-3と言えど安物ですので、元々の精度が低いんでしょうが、現状経年でかなり固くなっています。特に4弦のペグは指で回すのは辛いほど固く、ペグ・ワインダーの力を借りないとなかなか回せないくらいに固くなってしまっています。スムーズな操作性を求めるならペグは新しい物に交換した方が良いかも知れませんね。
ネック・コンディションも良好で綺麗にストレートなんですが、弦高は12フレット上で1、6弦側共に2.5mmほどの弦高があります。6弦側はエレベーションにもう少し余裕がありますが、1弦側は下がり切ってこの弦高です。更に弦高を下げるにはサドルの底面を削ってあげれば弦高を下げられますが、現状でも既にいくらかサドルの底を削っているように見えます。フレットは一番減っている箇所でオリジナルの6割程度の高さになっています。
飾っているだけでも絵になる存在感抜群の1本!チャキをお探しの方以外でもこのルックスはそそりますよね!
ケースは汎用のハード・ケースが付属していますが、内生地がベロンと剥がれています。持ち運びには何ら支障はありません。
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