激レア!!ジャパン・メイドのエピフォン・フラットトップFT-570!!
非常に珍しいジャパン・メイドのエピフォンが入荷しました!エピフォンは元々1900年代初頭よりニューヨークで楽器を製造販売していたブランドでしたが、1957年にギブソン社に買収されます。その後その生産拠点は徐々にギブソン・カラマズー工場に移行されていきます。そして1970年~79年に掛けてはエピフォン・ブランドは日本で生産される事になります。その後1980年代に入るとその生産拠点は韓国に移り、現在では中国の自社工場で生産が続けられています。現在のチャイナ・メイド・エピフォンは非常に安価な価格で販売されている為、最近ではすっかり初心者向けのブランドのように捉えられがちですが、マーチンやギブソンと並ぶ、伝統のあるアメリカン・ブランドの一つです。
今回入荷は1970年代、日本のマツモク工場で生産されていたFT-570SB。このマツモク製のエピフォン、隠れた名器として一部のマニアの間では非常に高い人気を誇る激レア・アイテムのようです!
ラミネイト・スプルースTOP、ラミネイト・メイプルSIDE&BACK、バーチ2ピースNECK、ローズウッド指板&ブリッジ、実測42.8mmナット、25.5インチ・スケールの17インチ・ジャンボ・ボディー。ブリッジに入れられたパーロイド・インレイがいかにも70年代ギブソンを思わせる激シブ・ルックスのモデルです!
そのサウンドはオール合板ボディーながら17インチというサイズ感のせいか、驚くほどよく鳴っています!バウンと弾むような低音に芯の太い中域、艶やかで伸びのある高音などが混然一体となり、ジャンボ・ボディーらしい迫力のあるサウンドを響かせます。ギブソン・メイドの60年代エピフォンのようなクセの強さはありませんが、その分、あらゆるジャンルやプレイ・スタイルで使いやすいサウンドかと思います。ギブソン・エピフォンのサウンドを期待されるとやはり違いますが、現行のエピフォンよりは確実に芯のあるしっかりとしたサウンドですので、ベテランの方でも充分納得出来るサウンドじゃないかと思います!
楽器のコンディションは、年式から考えると相当綺麗なコンディションを維持しています!細かい打痕や擦り傷はそれなりに入っていますが、遠目からでも目立つような派手なキズは無く、概ね美品と言えるでしょう。ネック裏に黒いキズのように見える箇所がありますが、こちらはキズでは無く、木の杢目のシミです。ヘッドのセル・バインディングに一部割れがあり、ネックのヒール・キャップにも経年に因る縮みで割れが入っていますが、こちらも日本物ビンテージとして見れば、取り立てて気になるような事も無いかと思います。FT-570でWEB検索すると、元々はeマーク付きのPGだったようです。よくよく見ても交換されたような跡は見つかりませんので、こちらの個体は元々このPGだったのか?もしくは相当初期に交換されたものと思われます。ペグもしかりで、メタル・ボタンの安いペグが多いようですが、こちらも交換された形跡はないので、元々このペグで作られたものと思われます。
ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5mm、1弦側2.0mm程度とベストなセッティングになっています。サドルにももう少しだけ余裕があります。フレットは全体的にいくらか減りが見られますが、一番減っている箇所でもオリジナルの6~7割の高さが残っています。
人が持っていない個性的なギターをお探しの方にもピッタリな、雰囲気、レア度どちらも抜群の1本です!
ケースは汎用のギグ・ケースが付属しています。