バックにややキズが多く、ケースは非純正の為、格安の1964J-160E!!非常に人気の高かった合板トップの日本向け限定モデルです!!
ビートルズ・ギアとしてあまりにも有名なモデル、ギブソンJ-160E。エレキ用のピックアップをそのままマウントしたエレアコの元祖的なこのモデルが発売されたのが1954年。その後、ジョンとジョージが1962年製のJ-160Eを使用し、ジョンは更に1964年製のJ-160Eを使用、色を塗り替えたり剥がしたり、落書きしたりしながら、生涯を通して愛用しました。J-160E自体は1979年に一度生産完了となり、1990年からリイシューが始まります。ただ、このリイシューはJ-45のボディーをそのまま流用していた為、ボディーはオール単板で、生鳴りが良く、ビートルズ・ファンからはイマイチ不評でした(笑)。そこで当時のギブソンの日本の代理店を務めていた山野楽器さんがこだわり屋の日本人の為にオーダーしていたのがこの1964J-160Eです。トップは合板、ブレーシングもラダー・ブレーシングを採用したこのモデルは、特にビートルズ・ファンからの人気が高く、「あの音」が出るJ-160Eリイシューとして人気を呼びました!
ラミネイト・スプルースTOP、マホガニーSIDE&BACK、マホガニーNECK、ローズウッド指板&ブリッジ、タスク製アジャスタブル・サドル、ラダー・ブレーシング、P-90PU、実測44.1mmナット、24.75インチ・スケールの16インチ・ラウンド・ショルダー。モデル名は1964となってますが、サウンドホール・リングはワン・リング。ルックス的にはジョージやジョンの1号機、1962年J-160Eレプリカの趣が強いファン悩殺のモデルです!
サウンドは期待通りのペケペケ・サウンド(笑)!このペチペチテケテケのサウンドこそが「あの音」なんです!粒立ちはいいけど、決して重たく鳴らないロー、ペチペチと跳ねるようなミドル、シャカシャカと鳴るハイが混然一体となって、アジャスタブル・ブリッジならではの軽快でブライトなサウンドを生み出します。プラグイン時にはいかにもエレキ臭い独特なサウンドを奏でますので、一般的なエレアコでは決して得ることのできない、いなたくもレトロでブルージーな「あの音」を存分にご堪能頂けます!
楽器のコンディションは、年式なりの経年感や小傷があり、特にボディー・バックのキズはやや目立ちます。バックルキズと言うよりは、どこか硬い場所にゴリゴリと擦ったようなキズが多数あり、見る角度によってはキズが白く見え目立ちます。が、まぁ弾く時には自分のお腹で隠れるので、そんなには気にならないかと、、。ボディー・トップにはびっしりとウェザーチェックが入り、貫禄の顔付きです。6弦側指板脇に付いた米粒大の打痕と、ボディー・エンド部にどこかで擦ったような小さな塗装剥がれがやや目立ちますが、全体的なウェザーチェックと相まってそんなには気にならないかと思います。てか、この手のヤレた感じってギブソンには似合うから良いですよね(笑)。因みにPGは50年代~60年代の柄に近いべっ甲柄に交換されています。丁寧に面取りされたべっ甲柄PGは、ぱっと見塗り込み風に見えて、この交換はむしろGoodかと思います。全体的にウェザーチェックびっしりで、ヤレた感じはありますが、ネック裏などは気になるキズも無く、演奏上は非常に良いコンディションを保っています。
ネック・コンディションも良好で概ねストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.2mm、1弦側2.0mm程度と非常に弾き易いセッティングになっています。その状態で、1弦側のアジャスタブルはほぼ下がり切っています。6弦側にはまだ余裕有りです。フレットはローフレットにいくらか減りが見られますが、一番減っている箇所でもオリジナルの8割程度が残っていますし、元々このモデルにはかなり太めのジャンボ・フレットが使われていますので、まだまだガンガン弾き倒して頂けます。
近年では新品も含めJ-160E自体の流通がほとんどありません。ビートルズ・フリークのみならず、個性的なエレアコ・サウンドをお探しの方にもオススメの唯我独尊的エレアコ・サウンドをご堪能頂けます!
ケースは残念ながらちょっと古めの汎用のハード・ケースが付属します。
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