がっつりと弾き込まれた分、ザクザクと豪快なサウンドを響かせる2004年製J-45!!貴重な旧代理店時代の1本です!!
1942年に生産が開始されて以来、いつの時代も数多のミュージシャンから愛され、その時々のサウンドを数々の名盤に残してきたギブソンを代表する人気モデルJ-45。その長い歴史の中で数々のマイナーチェンジを繰り返しながら、今なおギブソンの顔として人気の衰えないJ-45ですが、それぞれの年代、それぞれのスペックに色んな魅力があるからこその長寿モデルと言えるでしょう。今回入荷は2004年製の個体。当時は1962J-45やら1960’s J-45やら色んなスタイルのJ-45が発売されていましたが、こちらの個体は当時の一番スタンダードなJ-45になります。
スプルースTOP、マホガニーSIDE&BACK、マホガニーNECK、ローズウッド指板&ブリッジ、スキャロップ・ブレーシング、実測43.5mmナット、24.75インチ・スケールの16インチ・ラウンド・ショルダー。独立型プラ・ツマミ・クルーソン・タイプ・ペグにワン・リング&スモール・ガードの1950年代初期リイシューの色合いの強いスペック。当時のギブソンの代理店だった山野楽器さんではギブソンから入荷するほぼ全ての個体を調整してから出荷していましたので、この年代のギブソンはしっかりしていると高評価を得る時代の1本です!
サウンドはザクザクと豪快に鳴るギブソンらしいワイルドでパンチの効いたサウンド!そこそこヘビーに使い込まれてきた事が窺える出で立ちですので、その分箱鳴りも良く、ゴンゴンとパワフルに鳴ってくれる印象です。バウンバウンと弾むようなローにコンプ感のあるミドル、チャリンチャリンとした艶がありながらも短めのサスティーンがいかにもギブソンらしいハイなどが混然一体となり、力強くも軽快なJ-45サウンドを響かせます。フラットピックで掻き鳴らせば、ギブソンらしい適度に暴れるサウンドで、パワフル且つ豪快に音が抜けてくれますし、フィンガーで爪弾いてもスキャロップ・ブレーシングによる適度なサスティーンと倍音感を伴ったサウンドが得られますので、プレイ・スタイルやジャンルを問わず、あらゆるプレイでギブソンならではのJ-45サウンドをお楽しみ頂けます!また、こちらの個体にはデフォルトでFishman Matrix NAT-1ピックアップが搭載されていますので、ライブやレコーディングにも即戦力です!
楽器のコンディションは年式なりの小キズや使用感、経年感があります。ボディー・トップにはびっしりと細かいウェザーチェックが入り貫禄の顔付きになっています。6弦側サウンドホール脇にはピッキングに因り塗装が少し薄くなっていたりする箇所もありますが、、ギブソン・ファンにはこのルックスこそがギブソンらしくて渋い!と思われる方も多いのではないかと思います。ボディー・トップにはその他小さな打痕等も散見出来ますが、そんなにド派手に目立つキズはありませんので、約20年間がっつり使われてきたなりの貫禄があり、これはこれでギブソンらしい佇まいかと思います。ボディー・サイドからバックに掛けても小キズが散見出来、ヘッド・トップにはうっすらとしたウェザーチェック、ヘッド裏にはちょこハゲも確認出来ますので、決して新品同様美品とは言えませんが、新品には無い凄みと言うか、、貫禄バツグンのルックスかと思います!
ネック・コンディションは良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5mm、1弦側2.0mm程度とベストなセッティングになっています。サドルにもまだ余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットはローフレットを中心にいくらか減りが見られますが、一番減っている箇所でもオリジナルの8~9割程度の高さが残っています。
新品ピカピカよりもちょっとビンテージ風な貫禄があった方が好きと言う方にオススメのサウンドもルックスもばっちりな逸品です!
オリジナル・ハード・ケース付き
SN:03074037