近年稀に見る極上個体!!66年製プラ・ブリLG-0が入荷しました!!
ギブソンの人気スモール・ボディー・シリーズのLGシリーズ。今回はそんなLGシリーズの中では一番安価だったモデルLG-0の66年製が入荷しました!LGシリーズは元々1942年からXブレーシング構造のLG-2、LG-3の生産が始まります。その翌年にはLG-2の廉価版としてLG-1の生産が開始されますが、そのブレーシング構造の違い故、LG-1と2ではサウンド・キャラクターが違い、それぞれに多くのファンを獲得し、長きに渡り生産が続けられる事となります。そのLG-1の更に廉価版として1958年に登場したのが今回入荷のLG-0になります。オール・マホガニー・ボディーのLG-0は、スプルースTOPのLG-1ともまた違うブルージーでいなたいサウンドが人気となり、多くのミュージシャンに愛される人気機種となりました!
マホガニーTOP、マホガニーSIDE&BACK、マホガニーNECK、ハカランダ指板、プラスティック・ブリッジ、ラダー・ブレーシング、実測40.1mmナロー・ネック、24.75インチ・スケールの14 1/8スモール・ボディー。オリジナルのプラスティック・ブリッジは少し変形はあるものの、平均的なプラ・ブリに比べるとかなり良い状態を維持しています!
そのサウンドはマホ・ボディー&ラダー・ブレーシングならではのブルージー且つ可愛らしくカラコロと鳴る軽快なサウンド!マホ特有の柔らかい音の立ち上がりに嫌みの無い素直なサスティーンで、何とも癒されるサウンドです。フラットピックで掻き鳴らせば、ギブソンらしい荒削りな一面も顔を覗かせますが、やはりフィンガーで爪弾いた時の癒し系ポロロン・サウンドが何といっても秀逸です!サスティーンはそんなに長くありませんが、この短いサスティーンを伴ったウクレレちっくなポロロン・サウンドこそがLG-0の持ち味でしょう!ブリッジはプラスティック・ブリッジなので、61年以前や67年頃以降のウッド・ブリッジのモノと比べると、ローの出方はより軽やかに鳴る印象です。プラ・ブリッジならではのちょっとおもちゃっぽい、しかし軽快に鳴ってくれるカラコロ・サウンドもこの年代のLGシリーズの魅力かと思います!
楽器のコンディションは年式から考えると相当綺麗な状態を維持したエクセレント・コンディションです!LG-0は元々がスチューデント・モデルだったせいか、かなりガリガリな状態の物が多いですが、今回入荷の個体はなかなか無い素晴らしいコンディションを維持しています。上記の通りプラ・ブリッジは若干変形し、6弦側のネジ止め位置にほんの少し亀裂も入っていますが、平均的なプラ・ブリよりは相当状態も良く、今後もこの状態を維持していけるものと思われます。LG-0の宿命、トップの変形は、ブリッジ下が僅かに膨らんでいますが、こちらもマホ・トップの個体としては変形は最小限かと思います。また、この年代につきもののバインディングの劣化は、所々白くなってきていますが、何か処置がされているようで、手触りも滑らかですので、バインディングに関してもこの状態を維持していくでしょう。全体にびっしりとウェザーチェックが入っていますが、いかにもビンテージ・ギターらしいオーラで良い感じです。ギブソンあるあるのヘッド先端の潰れもほとんど無いのも直筆ものですね!
ネック・コンディションも良好で概ねストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5mm、1弦側2.0mm程度とベストなセッティングになっています。サドルにももう少しだけ余裕があります。フレットはリフレットされているようで、ほとんど減りが無く、ほぼほぼ10割の高さが残っています。
最近ではここまで状態の良いLG-0もそうそうお目に掛かれないと思います!状態の良いLG-0をお探しだった方は是非お見逃しなく!
ケースはちょっと大きめのチップボード・ケースが付属します。
SN:852173