最近市場ではほとんど見かけなくなったニック・ルーカス・リ・イシュー!!久しぶりの入荷です!!
ギブソン初のアーティスト・モデルとして1927年から生産の始まったニック・ルーカス・モデル。最初期スペックはアーチ・トップ・ギターでしたが、1934年から他のLシリーズの後を追うようにフラット・トップ・モデルへと変貌を遂げました。今回入荷の1本はフラット・トップ・モデルのカスタム・ショップ製のリ・イシュー。メイプルSIDE&BACKで、煌びやかでバランスの良いサウンドが魅力のモデルです!
ソリッド・スプルースTOP、ソリッド・フレイム・メイプルSIDE&BACK、マホガニーNECK、ローズウッド指板&ブリッジ、実測44mmナット、24.75インチ・スケールの14 3/4インチ・スモール・ボディー。正面から見るとかなりコンパクトなギターに見えますが、胴厚がおよそ12cmと深胴で、見た目以上にたっぷりと余裕のあるサウンドを響かせます!
そのサウンドはメイプル・ボディーらしい煌びやかで艶のあるサウンドながら、深胴故に中低域にもボリューム感があり、ハイからローまでフルレンジで響く艶やかなサウンドです!フラットピックで搔き鳴らせば、スモール・ボディーとは思えない位の音圧感のあるサウンドが得られ、充分フラットピックでも使えます。フィンガーで爪弾けば、メイプルらしい分離の良いサウンドで、独特なキラキラとした艶やかなサウンドが得られますので、あらゆるジャンルやプレイ・スタイルでこのモデルならではの艶やかなメイプル・サウンドをご堪能頂ける事と思います!
楽器のコンディションは年式なりの経年感こそありますが、キズの類は少なく、かなりの美品コンディションと言えるでしょう!ボディー・トップにはうっすらとした上品なウェザーチェックが入っていますが、この年式のギブソンとしてはウェザーチェックもかなり少ない方かと思います。また、ブリッジ前に数ミリ幅で塗装のチップをタッチアップしたような形跡があります。ブリッジ周りの塗装のチップもこの年式特有で、この頃はマーチンもギブソンもブリッジ前の塗装が浮いてチップしてしまう個体が非常に多かったですね。それらと比較すれば、こちらの個体のタッチアップも極軽症で、見慣れてなければそれとは分からないような自然な処置がされていますので、まず気になるような事も無いかと思います。SIDE&BACKに掛けてはウェザーチェックも無く、キズもほとんど無い非常に綺麗な状態を保っています。ネックの1フレット裏の1弦寄りにサリサリッと擦ったような擦り傷がありますが、演奏上気になるような事は無いかと思います。ヘッド・トップには弦の先で出来たようなサークル状の擦り傷がありますが、まぁこのくらいはご愛敬かと、、。1つだけ残念なのは、ボディー内部に貼られていたはずのこのモデル特有のニック・ルーカスの写真入りのサークル・ラベルは無くなっています。どうしてもあのラベルが無きゃ嫌だ!という方には不向きですが(笑)、トータルで判断すれば、年式の割には非常に綺麗で良いコンディションと言えるでしょう!
ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5mm、1弦側1.9mm程度と非常に弾き易いセッティングになっています。サドルにもまだ充分な余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットはローフレットに少しだけ弦の跡が確認出来ますが、ほぼほぼ10割の高さが残っています。
2015年頃に一度マンスリー・リミテッドで登場した時には確か50万円近い値段だったと思います。このモデルをお探しの方に限らず、鳴りの良いメイプル・ボディーをお探しの方にもオススメの貴重な1本です!
ケースもカスタム・ショップ製ならではの高級な方のカスタム・ショップ製ハード・ケースが付属します。
SN:92318014