USAギルド伝統のD-50!!ニューハートフォード工場で生産されていた頃のD-50美品中古が入荷しました!!
マーチン、ギブソンと並びアメリカの三大アコースティック・ギター・メーカーとして名高いギルド。最近の若者にとってはアメリカ三大ブランドと言えば、マーチン、ギブソン、テイラーとなってしまうんでしょうが、ある程度のおじさんにとってはやっぱりギルドも外せませんよね(笑)!90年代のフェンダー社の買収あたりからちょっとおかしなことになってしまった感のあるギルドですが、1950年代~70年代のミュージック・シーンを支えた伝統のギター・メーカーである事は間違いありません!今回入荷は2011年製のD-50。タコマ工場での生産が終了し、ニューハートフォードに自社工場を建て生産していた頃の1本です。
ソリッド・レッド・スプルースTOP、ソリッド・インディアン・ローズウッドSIDE&BACK、マホガニーNECK、エボニー指板&ブリッジ、スキャロップ・ブレーシング、実測43.6mmナット、25.5インチ・スケールのギルド伝統のドレッドノート・ボディー。D-50は1963年から生産が開始された歴史のあるモデルですが、このニューハートフォード工場で作られていた頃のD-50の特徴はレッド・スプルースをトップ材及びブレーシングに採用した点。同時期のD-55にはシトカ・スプルースが採用されていましたので、D-55とはまたキャラの違う、野太くパワフルに鳴る往年のギルドを彷彿させるサウンドを狙った名モデルです!因みにこの仕様はタコマ工場からニューハートフォードに移されてからも継続していましたが、現行のカリフォルニア工場製のD-50はシトカ・スプルースTOP&アディロンダック・スプルース・ブレーシングに変更されたようです。
そのサウンドは野太くパワフルに鳴るギルドらしい豪快なサウンド!とは言え、ブレーシングはスキャロップされていますので、野太さの中にも洗練された倍音感と伸びのあるサスティーンが加わり、より現代風なサウンドにアレンジされています。アディロンダック・スプルースならではの太く粘るような音の立ち上がりに、パワフルで重量感のあるロー、芯は太めながらも弾力性も感じられるミドル、煌びやかで粒立ちの良いハイが絶妙にブレンドされ、ギルドらしい逞しいサウンドながら、洗練されたサウンドを響かせます。フラットピックで掻き鳴らせば、骨太で塊感のあるパワフルなサウンドが得られますし、フィンガーで爪弾いても、粒立ちが良く充分なサスティーン、倍音感を伴ったサウンドが得られますので、プレイ・スタイルやジャンルを問わず、あらゆるシーンでオールマイティーなギルド・サウンドをお楽しみ頂ける事と思います!また、こちらの個体には後付けでL.R.BaggsのエレメントPUが搭載されていますので、ライブやレコーディングにも即対応可能です!
楽器のコンディションは、小キズこそ散見出来るものの、遠目にも目立つようなド派手なキズは無く、まずまずの美品コンディションと言えるでしょう。ボディー・トップにはポツポツと打痕が散見出来ますが、ほとんどのキズが光の反射で見れば気付く程度の些細なキズばかりです。1弦側肩部、PGの上辺りにコリッとやったキズがあり、少し目立つかな~?くらいの感じです。SIDE&BACKやヘッドにも小キズは散見出来ますので、新品同様とまでは言えませんが、中古品として見れば塗装の艶感も良く、まずまず美品の部類に入るコンディションかと思います。
ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5mm、1弦側1.8mm程度と非常に弾き易いセッティングになっています。サドルにもまだ充分な余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットは1、2弦にそこそこ減りが見られますが、一番減っている箇所でもオリジナルの6~7割程度の高さが残っていますので、まだ当分はリフレットの心配も無いでしょう。
ウエスタリー工場で作られていたギルドより、より現代風にアレンジされたニューハートフォード製のギルド!往年のギルド・サウンドとはまた一味違う魅力あるサウンドに仕上がっています!
オリジナル・ハード・ケース付き
SN:NO077006