またまた激レア・モデルの入荷です!!88年製ギルドD-60の極美品ビンテージが入荷しました!!
マーチン、ギブソンと並びアメリカの三大アコースティック・ギター・メーカーとして名高いギルド。最近の若者にとってはアメリカ三大ブランドと言えば、マーチン・ギブソン・テイラーとなってしまうんでしょうが、ある程度のおじさんにとってはやっぱりギルドも外せませんよね(笑)!90年代のフェンダー社の買収あたりからちょっとおかしなことになってしまった感のあるギルドですが、1950年代~80年代のミュージック・シーンを支えた伝統のギター・メーカーである事は間違いありません!今回入荷は88年製のD-60。88年~90年までの極短期間のみ生産されていたレア・モデルです!
ソリッド・スプルースTOP、ソリッド・ローズウッドSIDE&BACK、マホガニーNECK、エボニー指板&ブリッジ、実測43.2mmナット、650mmスケールのドレッドノート・ボディー。このD-60というモデルはギルドの最上位機種D-55の更に上位機種として生産されていたという説が多いようですが、、当時のカタログなどを見ても87年~90年まではD-55は生産されておらず、このD-60がギルド・ドレッドノート・シリーズの最上位機種として紹介されています。なので、D-55の上位機種と言うよりはD-55がお休みしている間に作られていたD-55のスキャロップ・ブレーシング・バージョンと見る事も出来ますね。ブレーシングは浅めのスキャロップが施されてるんですが、、相変わらずずっしりと重量のあるギターで、このウエイトあってこそのパワフルで豪快なサウンドを響かせます!
そのサウンドはギルドらしい重厚でパンチの効いたパワフル・サウンド!スキャロップ・ブレーシングとは言え、トップの木取りも厚く、ぶっといブレーシングはそのまま重厚なサウンドとなり、胴全体を震わせます。この重戦車のようなパワフルなサウンドこそがギルドの持ち味で、近年のリイシュー物とはやはり別物です。とは言え、最上位機種らしい華やかなサウンドであることも間違いありません!重厚なサウンドながらスキャロップ・ブレーシングによる煌びやかさも感じられるサウンドは、往年のギルドの男性的な力強いサウンドは残しつつ、華やかな煌びやかさがプラスされたようなサウンドになっています。フラットピックで掻き鳴らせば、ある程度の荒削り感は残しつつも、華やか且つ重心のしっかりとした塊感のある力強いサウンドを響かせますし、フィンガーで爪弾いても一音一音の芯がしっかりした存在感のあるサウンドが得られます!また、こちらの個体には後付けでL.R.BaggsのLyric PUが搭載されていますので、ライブやレコーディングにも即対応可能です!
楽器のコンディションは、年式から考えると驚くほど綺麗な極上コンディションを保っています!小キズはちらほら散見出来ますが、この年式のギルドとしては見た事無いくらいに綺麗です。唯一ギルドあるあるで、ネックのセル・バインディングが縮み6弦側の15フレットのサイド・ポジの所でピッと切れていますが、ここ1か所だけで済んでいるのが不思議なくらいです。また、ネックの3フレット裏辺りに3mm径くらいの塗装剥がれがありますが、こちらも年代物のギターとして見れば取り立てて大騒ぎするほどの事でも無いかと思います。ボディー・トップには斜め方向から見ると細かいウェザーチェックが少々確認出来ますが、普通に見ている分にはまず気付かないレベルのうっすらとしたウェザーチェックなので、こちらも年式から考えると極上のコンディションです。その他にも細かく見ていけば小キズはいくつか発見出来ますが、年式から考えれば「極上」と言えるくらいに綺麗な状態を維持しています!
ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.3mm、1弦側1.7mm程度と非常に弾き易いセッティングになっています。サドルにもまだ充分な余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットは擦り合わせされた上で少しだけ減っている箇所もありますが、一番減っている箇所でもオリジナルの7~8割程度の高さが残っています。
およそ3年弱しか生産されなかった幻級のレア・モデル!ギルドが欲しいけどみんなと被りたくない、、なんて方に是非オススメの逸品です!
ケースはボブレンのハード・ケースが付属しています。
SN:D600199