爆発力満点のパワフル・サウンド!!驚くほど綺麗なコンディションの昭和ヘッドウェイHD-110の入荷です!!
信州松本に工場を構えるヘッドウェイ・ギター。1977年創業のヘッドウェイ・ギターはいつの時代もその価格からは想像を遥かに超えるハイ・クオリティーな製品を世に送り出してきた日本を代表する、アコースティック・ギターのトップ・ブランドです。そんなヘッドウェイも1983年に起きた、2度に渡る工場火災に因り、一時期アコースティック・ギターの生産を中止せざるを得ない状況に追い込まれます。その後、多くのファンからの熱い想いに応える形で1999年に復活を遂げ、以降現在に至るまで高品質でハイ・コスト・パフォーマンスな製品を世に送り出しています。今回入荷は工場火災前の1981年頃のHD-110。第一期ともいえる昭和ヘッドウェイは実質6年間しか生産されておらず、今なお昭和ヘッドウェイを探しているファンも多い貴重な時代の1本です!
ソリッド・スプルースTOP、ラミネイト・ローズウッドSIDE&BACK、マホガニーNECK、エボニー指板&ブリッジ、ノン・スキャロップ・ブレーシング、実測43.8mmナット、644mmスケールのドレッドノート・ボディー。HD-110は同じ昭和ヘッドウェイでも前期と後期でモデルが変わります。最初期~80年頭くらいまでのHD-110はD-42スタイル、80年~83年の110はD-28スタイルになりますので、こちらの個体は後期のD-28スタイルとなります。
そのサウンドはいかにも昭和ヘッドウェイらしいパワフルでトルク感の強い野太いサウンド!バリンと豪快に音が立ち上がり、ゴンゴンと芯の太い密度の高いサウンドを響かせます。サイド&バックが合板という事もあり、音の直進性も優れていて、遠達性の高いサウンドになっています。SIDE&BACK合板の音のエッジ感は否めませんが、パワー感はオール単板にも全く引けを取らない堂々のサウンドです。フラットピックで搔き鳴らせば、エッジ感が強めで押し出しの強いパワフルなサウンドが得られますし、フィンガーで爪弾いても芯のしっかりとした適度なサスティーンを伴ったサウンドが得られますので、プレイ・スタイルやジャンルを問わず、昭和ヘッドウェイ・サウンドの醍醐味を余すこと無く存分にご堪能頂ける事と思います!
楽器のコンディションは、年式から考えるとちょっとビックリするくらい綺麗な極上コンディションを保っています!遠目にも目立つような派手なキズは皆無で、塗装の焼けもほとんど無く、ヘッドを隠せばぱっと見には近年物のマーチンD-28の新品同様中古品のように見えます(笑)。光にかざして子細に眺め回していくと、塗り込みのPG上にピッキング跡が少々、ボディー・トップには針で突いたような極々小さいポチキズが数個、ヘッドの3弦ペグ脇にサリサリッと擦ったような1cm弱のキズ、その他バックやヘッドにはスレ程度の僅かな擦り傷くらいはいくつか見つかりますが、40年前に作られた楽器として見て、これが気になるという方はまず居ないでしょう。
ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.3mm、1弦側1.8mm程度と非常に弾き易いセッティングになっています。サドルにもまだ余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットはローフレットに僅かに減りが見られますが、一番減っている箇所でもオリジナルの9割程度の高さが残っています。
ヘッドウェイ・ファンにはもちろんの事、ちょっと贅沢な初心者の方のエントリー・モデルとしてもオススメの素晴らしいコンディション&サウンドの逸品です!
オリジナル・ハード・ケース付き
SN:7267