MARTIN M-38 1978年製
  • 在庫あり
  • 配送期間:1-3日1

マーチンの隠れた名器!!バランスの良いマーチンらしい美しいサウンドM-38!!

非常に良いギターの割には日本での知名度はイマイチ低く、市場への流通量の少ない隠れた名器M-38(0000-38)。今でこそ色んなメーカーが主力モデルに据えるほどポピュラーになったグランド・オーディトリアム・ボディーですが、マーチン社がこのモデルを発表したのはぐっと時代を遡って1977年の事。シンガー・ソングラーターのデビッド・ブロムバーグ氏の提案からスタートしたようです。ブロムバーグは30年代のマーチンF-7をリトップしてフラットトップにコンバージョンされたギターを使っていて、こういうスタイルのフラット・トップを作ってみてはどうか?とマーチン社に提案したそうです。そこでマーチン社も000サイズの15インチ・サイズを更に一回り大きくした16インチのM(0000)サイズを作る流れとなりました。今となってはグランド・オーディトリアム・ボディーも一般に知られる非常に良いボディー形状という認識になっていますが、マーチン社がこのモデルを出すのが早すぎたのか?マーチン・ギターのラインナップの中ではイマイチ目立たず、大ヒット・モデルにはならなかったようです。

スプルースTOP、ローズウッドSIDE&BACK、マホガニーNECK、エボニー指板、ローズウッド・ブリッジ、スキャロップ・ブレーシング、実測42.5mmナット、25.4インチ・スケールの16インチ・グランド・オーディトリアム・ボディー。ボディー幅はマーチン・ドレッドノートの15 5/8インチよりわずかに広く、ボディー厚は000と同じ4 1/8インチ。パンチの効いた豊かな低音と、000サイズのようなレスポンスの良さを併せ持つサウンドを狙って作られたギターです。

そのサウンドはレスポンスの良い煌びやかでバランスの良い美しいサウンド!カンカン気持ちいいくらいに音が跳ね返ってきて、全体的な印象としてはマーチンにしてはややブライトなサウンドの印象です。中低域のマーチンらしいしなり感も充分感じますが、高音の煌びやかさがサウンド全体としての印象に大きく影響しているように思います。中低域もしっかり出ていますが、ボディーが薄い分、ドレッドノートほどの重厚さは無く、タイトで締まった印象の中低域です。全体のボリューム感は000よりは遥かに大きく、ハイからローまでバランスよく粒立ちの良いサウンドで、ドレッドノートに匹敵する位のボリュームを感じます。フラットピックでかき鳴らせば、サウンド・バランスこそ違いますが、ドレッドノート・ボディーに負けないくらいの音圧感を感じますし、フィンガーで爪弾けばマーチンらしいふくよかで艶のある中低域に煌びやかで倍音豊かな高音が絡み秀逸です!

楽器のコンディションは細かいキズは散見できますが、年式から考えるとキズも少なく非常に綺麗なコンディションを保っています!塗り込みのPGはいくらか捲れてきたようで、下の方は3~4cmほど貼り直した形跡があります。上の方のエッジ部分もほんの少し反り返ってきていますが、こちらは現状で特に問題ないかと思います。貼り直した箇所も含め、PG自体は少しうねりがありますが、このPGのオリジナル性を考えると、このままお使い頂くのが良いかと思います。この年代のブラック・ガードよりも薄い素材なので、PGが反り返って木部が割れる(マーチン・クラック)事は無いでしょう。その他に気になりそうなキズとしては、ネックの2フレット裏辺りに打痕があり、1cm×6mmくらい塗装のトップ・コートがチップしている箇所があります。手触りも少しガサツキを感じますが、演奏上邪魔になるような事は無いかと思います。その他は小さい打痕や擦り傷は散見できますが、マーチン・クラック含め木部の割れも無く、遠目に目立つようなキズもありませんので、年式から考えると充分美品コンディションと言えるかと思います。

ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5mm、1弦側2.0mm程度とベストなセッティングになっています。サドルにはもうほとんど余裕はありませんが、現状でも70年代マーチンとしては抜群のプレイヤビリティーかと思います。フレットは綺麗に摺合せされ、気になるような凹みもありません。一番減っている箇所でもオリジナルの8割程度の高さが残っていますので、まだ当分はリフレットの心配も無いでしょう。

000やOMだといまひとつパンチ不足、ドレッドだと大き過ぎなんてお考えの方にはドンピシャ間違いなしの操作性もサウンド・バランスも良い、マーチンの隠れた名器です!

オリジナル・ハード・ケース付き(初期M-38のケースにはマーチン・ロゴは入っていません。)

SN:407734