S.YAIRI YD-108 2000年代
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オール単板ボディー&ジャパン・メイドのS.ヤイリYD-108!!

数あるジャパン・ビンテージ・ブランドの中でも特に人気が高く、コアなファンの多いS.ヤイリ。昭和の時代のS.ヤイリは国産と言えども貧乏ギター少年にはなかなか敷居が高く、S.ヤイリを持ってる友達が羨ましかったりしたもんです(笑)。そんなS.ヤイリも80年代のアコ冬の時代を乗り切ることが出来ず、一度は倒産の憂き目を見ます。そんなS.ヤイリもジャパン・ビンテージ・ブームの風に乗り、矢入貞夫氏の息子である矢入寛氏が監修し、2000年に復活を遂げます。最初はアジア生産物の廉価なモデルからスタートした平成S.ヤイリですが、多くのファンからの熱い期待にこたえる形で、2006年からジャパン・ビンテージ・シリーズと銘打ち、国内生産モデルもスタートします。今回入荷はそのジャパン・ビンテージ・シリーズのYD-108!旧S.ヤイリの工場とは全く無関係ではありますが、今回入荷の個体は、恐らくヘッドウェイ工場でOEM生産された、しっかりとした造りの1本です!

ソリッド・シトカ・スプルースTOP、ソリッド・ローズウッドSIDE&BACK、マホガニーNECK、エボニー指板&ブリッジ、ノン・スキャロップ・ブレーシング、実測43mmナット、644mmスケールのドレッドノート・ボディー。マーチンで言うところのいわゆるD-28タイプですので、昭和S.ヤイリには存在しなかったモデルという事になりますが、がっちりとした堅牢な作りや、野太く力強く鳴るサウンドなど、昭和S.ヤイリの方向性をしっかり受け継いだ秀作です!

そのサウンドは野太くパワフルに鳴る力強いサウンド!音の基音が太く、倍音は控えめながら直進性に富んだパワフルなサウンドは、昭和S.ヤイリというよりは、昭和ヘッドウェイを彷彿とさせるサウンドかも知れません(笑)。決して奇をてらったようなサウンドでは無く、しっかりどっしりとした安定のサウンド。フラットピックで掻き鳴らせば、野太く芯の太い基音に、ややエッジ感の強いサスティーンが絡み、爆発力のあるパワフルなサウンドを響かせますし、フィンガーで爪弾いても基音のしっかりした粒立ちの良いサウンドに適度なサスティーンが加わり、安定のサウンドを響かせます!

楽器のコンディションは、ちょこちょことキズは散見出来ますが、そんなに派手に目立つキズも無く、まずまずの美品コンディションと言えるでしょう。ボディー・トップには1mm径くらい~米粒大くらいまでの打痕が4~5個といくらかの弾きキズが有りますが、そんなに気になるキズは無いかと思います。SIDE&BACKにもいくらかの擦り傷やスレが確認出来ますが、こちらはキズと呼ぶほど大袈裟なモノでも無く、ほぼキズ無しの綺麗な状態です。ヘッド・トップの3弦と4弦のペグ・ポストの間に6mmくらいの線状のキズが有り、ここは場所が場所だけにやや目立ちます。また、1弦ペグ・ポスト脇のヘッドの角はゴリゴリと何処かに当てたキズが有り、角の塗装が取れて木部が露出していますので、キズとしてはこちらの方がよほど大きいですが、こちらは逆に場所が場所だけにあまり目立ちません(笑)。

ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.4mm、1弦側2.0mm程度とベストなセッティングになっています。サドルにもまだ充分余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットの減りもほとんど無く、ほぼほぼ10割の高さが残っています。

S.ヤイリ・ファンやヘッドウェイ・ファンに限らず、お手頃でしっかりとした出来の良いジャパン・メイドのギターをお探しの方にもオススメの、お値段以上のポテンシャルを持った1本です!

ケースは汎用のモールド・ケースが付属しますが、サッシがいくらか変形していて、フックを全部閉めても、お尻の部分に少し隙間が出来てしまいます。持ち運びには何ら支障ありません。

当時税抜定価¥180.000

SN:SYH18078