販売済S.YAIRI YD-302 1973年製

SOLD OUT

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  • 配送期間:1-3日1

貴重な初期3ピース・バックのYD-302!!かなり綺麗な個体です!!

数あるジャパン・ビンテージ・ブランドの中でも、特に人気が高いS.ヤイリ。当時の日本のアコギ・メーカーの中では比較的お値段が高く、貧乏ギター少年達にはおいそれと手の出るブランドではなかったという辺りにも、昨今のビンテージS.ヤイリ人気のカギがあるのかも知れません。しかし当時からS.ヤイリの作りの良さとサウンド・クオリティーには定評があり、やはり当時からのそんなS.ヤイリへの評価が現在の人気に繋がっている事は間違いないでしょう。今回入荷は73年製のYD-302。いわゆる前期型の3ピース・バック・ハカランダの貴重な1本です!

ソリッド・スプルースTOP、ラミネイト・ハカランダSIDE&BACK(バック・センター・マホガニー)、マホガニーNECK、エボニー指板&ブリッジ、実測44.3mmナット、645mmスケールのドレッドノート・ボディー。ロッド1フレット下、指板最終フレットにモデル名刻印、ネック・ブロックにシリアルNo.焼き印といういわゆる前期型の個体。当時の一番安いモデルとは言え、力強く咆哮するサウンドは上位機種同様、非常に高いサウンド・クオリティーの1本です!

サウンドはS.ヤイリらしい骨太で密度の高いサウンド!ハカランダらしいバリッと爆発力の有る出音ながら、みっちりとした密度の濃いサウンドで、安定感のあるパワフルなサウンドを生み出します。S.ヤイリの無骨で骨太なサウンドに、ハカランダ特有のサスティーン感と倍音感が加わり、ヤイリらしい骨太で煌びやかなサウンドを奏でてくれます!フラットピックで掻き鳴らせば、ヤイリらしい骨太でボリューム感のあるサウンドを響かせますが、決して耳に刺さってくるような鋭角的なサウンドでは無く、全体的に塊感のある、腹に響いてくるようなサウンドです。フィンガーで爪弾いた時には、いかにも日本の古いギターらしいしっとりとしたサウンドの中にもハカランダの煌びやかさが加味され、古いフォーク・ソングなんかやるにはドンズバの懐かしくも安心できるサウンドをご堪能頂けます!

楽器のコンディションは、小キズこそ散見出来ますが、年式から考えればかなりの美品コンディションと言えるでしょう!細かく見ていけば、ボディー・トップにはそれ相応の小キズやウエザーチェックなどありますが、全体的に見た感じはこの年代のYD-302としてはかなり綺麗な印象です。ネックの1フレット裏に付いたカポ跡のようなキズは白くなってやや目立ちますが、そんなにガサツキは無いので、演奏上は気にならないかと思います。また、ペグはオリジナル形状の2点止めのシャーラー・タイプが付いていますが、ペグにモーリスのロゴが入っています。当時はモーリスのOEM生産でモーリス・スペシャルをS.ヤイリで作っていた時期なので、ひょっとしたらペグも最初からこのペグが流用されていた可能性も高いです。

ネック・コンディションも良好で概ねストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5mm、1弦側2.1mm程度とベストなセッティングになっています。サドルにはもうほとんど余裕がありませんが、現状でも昭和S.ヤイリとしてはプレイヤビリティー抜群かと思います。フレットはリフレットされてからそんなに弾かれていないようで、極端な凹みも無く、まだ充分な高さが残っています。

S.ヤイリ・ファンのみならず、お手頃価格でしっかりとしたクオリティーのギターをお探しの方にもオススメの1本です!

ケースは汎用のハード・ケースが付属します。

SN:S31161