陽水ギアとしてあまりにも有名なYD-304!!プレイ・コンディション抜群の良質ビンテージの入荷です!!
数あるジャパン・ビンテージの中でもとりわけ人気が高く、多くのファンを持つS.ヤイリ。70年代当時も国産ギターとしてはなかなかの高額で、マーチンほどではないにせよ、当時のギター・キッズにとっては憧れのブランドでした。今回入荷はそんなS.ヤイリのYD-304!YD-304と言えば井上陽水さんがデビュー当時に愛用していたギターとしてあまりにも有名ですが、、、今回入荷の個体は製造年こそ数年のズレがありますが、3ピース・バックの見た目ドンズバの77年製の個体です!
ソリッド・スプルースTOP、ラミネイト・ハカランダSIDE&BACK(バック・センター・メイプル)、マホガニーNECK、エボニー指板&ブリッジ、ロッド1フレット下、指板エンド刻印無し、ネック・ブロックにモデル名とシリアル焼き印、実測44.8mmナット、645mmスケールのドレッドノート・ボディー。
サウンドはバリンバリンと豪快に鳴るSヤイリ・サウンド!ヤイリらしい芯の太い出音にハカランダならではのエッジの効いたブライトな倍音が絡み、野太くも無骨な、それでいてギラギラとした野性味を感じさせるサウンド。近年物によくあるキラキラと美しい倍音感とはちょっと違い、やはり昭和の無骨さを感じさせてくれるようなサウンドです。しかし今回入荷の個体は、少し甘さも感じられるD-35寄りのサウンドのように感じます。フラットピックで掻き鳴らせばバリンバリンに開いた攻撃力抜群の爆音の中にも少し甘さも感じられるサウンドになっています。フィンガーで爪弾いてもハカランダらしいエッジ感を伴ったサウンドの中に35っぽいふくよかな中域も感じられるサウンドです。あらゆるジャンルやプレイ・スタイルで昭和フォークドンズバの懐かしくも逞しいサウンドをご堪能頂けます!
楽器のコンディションは、年式なりのキズや使用感、経年感などありますが、そんなにド派手に目立つような大きなキズやダメージは無く、まずまず良いコンディションを保っています。ボディー・トップには長年弾き込んできた事が窺える打痕や弾きキズなどそれなりに有りますが、不自然なキズは有りませんので、取り立てて気になるような箇所は無いでしょう。SIDE&BACKはジャパン・ビンテージに付きものの塗装の白濁もほとんど無く、かなり良い状態です。ネック裏にはポツポツとカポキズがあり、指の腹で撫でると多少凹凸を感じますが、演奏上気になる程では無いかと思います。その他は指板のローフレットに凹みを埋めたような跡がいくつか見られますが、トータルで見れば年式の割にはまずまずの美品コンディションと言えるかと思います。
ネック・コンディションも良好で概ねストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5mm、1弦側1.9mm程度と非常に弾き易いセッティングになっています。その状態で、サドルにももう少しだけ余裕がありますので、この時代のS.ヤイリとしてはネックの差し角、ネックの状態共に抜群のコンディションと言えるでしょう!フレットはリフレットされてからあまり弾かれていないようで、ほぼ10割の高さが残っています。
現代のギターのようなプレイヤビリティーで長い年月が培ってきたビンテージ・サウンドを楽しめるプレイヤビリティー抜群の1本です!
ケースもS.ヤイリのオリジナル・ハード・ケースが付属します。
SN:8059