GIBSON DOVE CUSTOM Early1970’s
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シリアル&スペックから71~72年頃に生産されたと思われるダヴ・カスタムが入荷しました!!

ハミングバードの商業的な成功を受け、1962年からその上位機種として生産が始まったダヴ。キング・オブ・フラットトップJ-200と同じメイプルSIDE&BACKのボディー・スペックで、J-200に次ぐ上位機種として人気を博してきた、ルックス的にもサウンド的にもいかにもギブソンらしいモデルです。今回入荷は70年代初期の1本。一昔前まではあまり人気の無かった70年代ギブソンですが、近年ではその使い勝手の良いサウンドで人気急上昇中の花マル・アイテムです!

スプルースTOP、メイプルSIDE&BACK、メイプル3ピースNECK、ローズウッド指板&ブリッジ、ダブルXブレーシング、実測42.5mmナット、25.5インチ・スケールの16インチ・スクウェア・ショルダー。

サウンドはメイプルらしい粒立ちの良さとゴンゴンとくる低音がブレンドされたダヴらしいサウンド!ゴンゴンと硬質で重みのある低音に、メイプルならではのソリッドな中域、艶やかな高音などが混然一体となり、J-45やハミングバードなどのマホ・ボディーとはまた一味違うギブソン・サウンドを響かせます。70年代ギブソンはダブルXブレーシング構造になる為、一般的には鳴りが悪いと思われがちですが、決してそんな事はありません。ローもしっかり出ていて、サウンドだけ聞いているとダブルXブレーシングの影響はほとんど感じず、ゴンゴンと豪快なサウンドを響かせます。サウンドは好みがありますので一概には言えませんが、、60年代T.O.M.期のダヴよりも全体的なボリュームもあり、パンチのあるサウンドですので、70年代ギブソンを食わず嫌いだった方には是非一度お試し頂きたい、メイプルらしくもオールマイティーに使えるサウンドかと思います!

楽器のコンディションは年式なりのキズや使用感、経年感などありますが、弾く為の楽器としてはバッチリ調整が行き届いています。まず70年代ダヴの鬼門、PGはグズグズに崩壊するタイプではなく、良い状態を維持しています。60年代後半~78年頃までのDOVEのPGは、グズグズと崩壊してくるPGも多いですが、他社様の情報や弊社で過去に販売したDOVEの画像を検索してみると、崩壊するタイプと崩壊しないタイプがあったようですね。特に70年~72年頃のDOVEはこの崩壊しないタイプが多いようです。PGの柄は長年のピッキングに因りかなり薄くなっていますが、今後お使い頂くのには崩壊の心配もありません。また、不思議な事にこちらの個体、ネック横のサイド・ポジが入っていません。マジックで書いたような跡がうっすら残っていますが、、。まさかレフト・ハンド?と思い反対側も見てみましたが、こちらも無し。バインディング貼り直しも検討しましたが、その形跡も無いので、恐らくギブソンにありがちな凡ミスかと思われます。ボディー・トップにはそこそこ目立つキズもあり、バックにはバックル・キズが盛大に付いていますが、いずれのキズも極自然なキズばかりですので、50年以上前に作られた楽器として見て、気になる程のキズやダメージは無いかと思います。

ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5mm、1弦側2.0mm程度とベストなセッティングになっています。サドルにももう少し余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットはリフレットされてからあまり弾かれていないようで、まだ充分な高さが残っています。

見た目の雰囲気もサウンドも近年物には決して無い貫禄充分の1本!とにかく弾いてみたら目からうろこ確定のパンチのあるサウンドの逸品です!

ケースはGibsonロゴ付きのハード・ケースが付属しますが、70年代の物ではありません。80年代とかに使われていたケースか?ひょっとしたらGibsonロゴを入れた汎用ケースかも知れません。

SN:730778