GIBSON EC-10 Standard 1997年製
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非常にレアなギブソン・エレクトリック・カッタウェイ・シリーズのEC-10が入荷しました!!

今回は非常に珍しいギブソンのエレアコ・モデルが入荷しました!このエレクトリック・カッタウェイECシリーズは97年~98年頃のごく短い期間にのみ生産されていた稀少なモデルです。同時期に発売されたCLシリーズはその後ソングバード・シリーズとなり、現在ではソングライター・シリーズとして生産が続けられていますが、こちらのECシリーズは極短い生産期間で終了してしまいました。なので当然現存する個体数も少なく、かなりの稀少モデルと言えるかと思います!

ソリッド・スプルースTOP、ソリッド・メイプルSIDE、ラミネイト・メイプルBACK(アーチ・バック)、メイプル3ピースNECK、ローズウッド指板&ブリッジ、ピエゾPU+オンボード・プリアンプ、実測43.8mmナット、24.75インチ・スケールの16インチ・カッタウェイ・ボディー。サイズ感的には16インチでJ-185のカッタウェイ・バージョンっぽいですが、胴厚は約80mmと薄胴で、かなり抱えやすいボディー形状です。サウンドホール・ロゼッタには太めのアバロン・ロゼッタが入れられ、見た目もなかなか豪華です。今出せばそこそこ売れそうな気がしますが、、97年当時はまだアンプラグド・ブームが吹き荒れていた頃なので、リリースする時期が少々早過ぎたのかも知れませんね。。

生音は薄胴の割にはしっかりとした音量があります。ボディー・バックをアーチ・バック構造にすることでしっかりとした音圧感を確保していますので、普通のアコギと一緒に演奏しても遜色ない音量が得られます。メイプルらしいコリッと粒立ちの良い出音に、ギブソンらしい荒削り感もあり、生音だけでも充分魅力的なサウンドかと思います。プラグイン時にはソリッドでクリアーなピエゾ・サウンドで、胴横に付けられたプリアンプで多彩なサウンド・メイキングが可能です!

楽器のコンディションは年式なりのキズや使用感、経年感や修理歴などあります。キズの類は比較的少なめですが、97年製という事もあり、経年感がかなりあります。94~97年頃に掛けてはクラプトンのアンプラグドの大成功の影響で、アコギ・ブームが急再燃した時代。この頃のマーチンやギブソンは急に大量生産に迫られた影響で木のシーズニングが甘く、ウェザーチェックや木のクラックが多発した時代です。こちらの個体も生産後の木の収縮に因り、木部のクラックと多数のウェザーチェックが確認出来ます。クラックはブリッジ下の1弦下と6弦下からエンド部まで、2本のクラック・リペアーがあります。しっかり接着されていますので、強度的な心配はありません。ウェザーチェックはトップ全面い縦方向にびっしり入っています。1弦側のPG下辺りのウェザーチェックが激し目でやや目立ちますが、その他は経年なりの自然な感じで取り立てて気になる程でも無いかと思います。また、ネックが3ピース構造になっている関係で、木と木の繋ぎ目部分にぴーっとウェザーチェックが入っています。指の腹で撫でるとガサツキは感じますが、演奏上は気になることも無いかと思います。キズに関してはトップの1弦側エンド部付近に3mmくらいの打痕がやや目立ちますが、その他はバックにバックルキズが少々確認出来る程度で、トータルで判断すればキズの類は相当少ないと言えるでしょう。

ネック・コンディションは良好で概ねストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5mm、1弦側2.0mm程度とベストなセッティングになっています。サドルにももう少しだけ余裕があります。フレットはローフレットにいくらか減りが見られますが、一番減っている箇所でもオリジナルの7~8割程度の高さが残っています。

今見ればなかなか斬新でカッコいいモデルだと思いません?人とは被りたくない人にもオススメの超レア・モデルです!

ケースは残念ながらオリジナルでは無く、当時セレブリティーとかに使われていた汎用のハード・ケースが付属します。

SN:90697016