GIBSON J-45 1960年製
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ブリッジ貼り換えの為、格安の60年製J-45!!爆鳴りです!!

1942年に生産が開始されて以来、いつの時代も数多のミュージシャンから愛され、その時々のサウンドを数々の名盤に残してきたギブソンを代表する人気モデルJ-45。その長い歴史の中で数々のマイナーチェンジを繰り返しながら、今なおギブソンの顔として人気の衰えないJ-45ですが、それぞれの年代、それぞれのスペックに色んな魅力があるからこそのご長寿モデルと言えるでしょう。今回入荷は60年製の個体。一言で60年代ギブソンと括られることも多いですが、60年はまだワン・リングでPGも塗り込みの薄いピック・ガードなど、50年代J-45に準ずるスペックで、63年以降の厚ガードJ-45とはやはりサウンド面でも一線を画します。しかも今回入荷の個体はブリッジを固定サドルに貼り換えている為、サウンド面でも50年代の雰囲気を色濃く残す1本です!

スプルースTOP、マホガニーSIDE&BACK、マホガニーNECK、ハカランダ指板、ローズウッド・ブリッジ(リプレイス)、牛骨固定サドル、実測43.1mmナット、24.75インチ・スケールの16インチ・ラウンド・ショルダー。オリジナルはハカランダ・ブリッジ&艶ありアジャスタブル・サドルだった筈ですが、こちらの個体はサウンド面でより箱鳴り感を追求して、固定サドル・ブリッジに交換されています。昔はよくこのようなブリッジ交換された個体を数多く見かけましたが、最近ではあまり見かけなくなりましたね。。

そのサウンドはアタッキーで爆発力のあるパワフル・キラー・サウンド!50年代に比べ、ネックの厚みが薄くなっている分、ローのゴンゴン鳴る感じは少し控えめになりますが、その分ハイの抜けの良さが強調され、トレブリーで開いたサウンドは攻撃力抜群です。とは言え、固定サドル&薄ガードならではの箱鳴り感はしっかり有りますので、ローの出も良く、全体的にボリューム感たっぷりなサウンドを響かせます。アジャスタブル・サドル特有のチリチリ感よりは箱鳴り感が強調されるサウンドは、やはり50年代サウンドに近いサウンドかと思います。フラットピックで掻き鳴らせば、耳をつんざくような荒削りでトレブリーな豪快なラウド・サウンドをご堪能頂けます。フィンガーで爪弾けばしっかりと箱で鳴っている中低域に、艶やかで煌びやかな高音が絡み、充分なサスティーンを伴ったサウンドが得られますので、プレイ・スタイルやジャンルを問わず、この年代ならではのギブソン・サウンドを存分にご堪能頂ける事と思います!

楽器のコンディションは、年式なりのキズや使用感などありますが、弾く為の楽器としてはバッチリ調整が行き届いています。上記の通りブリッジはリプレイスされていますが、それに伴いブリッジ裏のブリッジ・プレートも交換されていますので、中を鏡で覗いても違和感はありません。オリジナルのブリッジを剥がす際に少し木部を持ってきてしまったようで、ブリッジ下に1~3cmくらいピピッと数本クラックが入ったようですが、現在はしっかり接着されています。また、塗り込みガード期のギブソンに付きもののPG内側のラインに沿って入るクラックはサウンドホールを挟んで上下共にありますが、こちらもしっかり接着修理されています。その他打痕や弾きキズなどそれなりに有りますが、65年前に作られた楽器として見て取り立てて気になるような箇所は無いかと思います。オリジナルのペグは3弦がほんの少しシャフトが曲がっていますが、チューニングをする上では何ら気になりません。

ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.2mm、1弦側1.9mm程度にセッティングされていて、プレイヤビリティーも申し分ありません。サドルにもまだ充分な余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットはかなり太めのフレットにリフレットされていて、まだ充分な高さが残っています。

薄ガード期の60年代初期ものは最近では50年代と変わらない値段になってきました。このコンディションとサウンドでこの値段なら大納得間違いなしのお買い得な逸品かと思います!

ケースは汎用のハード・ケースが付属します。

SN:R6936-26