ギルドらしい男性的なサウンドの中にもマホ・トップならではの優しい弾力性も感じられる72年製D-25M!!
マーチン、ギブソンと並びアメリカの三大アコースティック・ギター・メーカーとして名高いギルド。テイラー・ギターなどの台頭により、最近ではすっかり影の薄いメーカーになってしまった感がありますが、50年代~70年代のミュージック・シーンを支えた伝統のギター・メーカーです。今回入荷はギルド全盛期の72年製のD-25M。近年物のリイシューと違い、ガツンと野太いサウンドが魅力の1本です!
ソリッド・マホガニーTOP、ソリッド・マホガニーSIDE&BACK、ローズウッド指板&ブリッジ、実測42.5mmナット、25.5インチ・スケールのギルド・ドレッドノート・ボディー。ブレーシングなどの木取りが太く、全体的な重量が重たいのがオリジナル・ギルドの特徴で、それ故に野太くパワフルに鳴ってくれるオリジナル・ギルド・サウンドは、この時代のものならではの醍醐味です!
サウンドはガツンッとパワフルに鳴ってくれるギルドらしい野太いサウンドの中にもマホ・トップならではの素朴で優しいサウンドが加味された魅力あるサウンド!マーチンのような繊細なサウンドとはまた一味違いますが、ギルドらしい剛直なサウンドの中に、ボリューム感とふくよかさがプラスされ、力強さの中にもどこか優しさも感じられる、このモデルならではのサウンドになっています。フラットピックで掻き鳴らせば、塊感のあるパワフルなストローク・サウンドが得られますし、フィンガーで爪弾けばマホガニー・ボディーらしい美しく透明感のあるサウンドに、マホ・トップならではのふくよかさが加味され、ジャンルやプレイ・スタイルを問わずにお使い頂けるオールマイティーなサウンドになっています!
楽器のコンディションは、キズの類は少なく、全体的に見ればかなりの美品コンディションですが、いくつかのクラック修理があります。まずギターをドンッと思いっきり置いてしまったのでしょう、ボディー・エンドのエンドピンを中心に左右に10cmほどクラックが入り接着修理されています。また、バックの6弦側エンド部から9cm程クラックが入り接着修理されています。エンド部のクラックはクリートが1つしか打たれていませんが、しっかり接着されています。バックのクラックにはしっかりクリートが打たれていますので、こちらも強度的な心配はありません。その他には小キズ程度は散見出来ますが、トータルで判断すれば年式の割には相当綺麗なコンディションと言えるでしょう。ペグは現在はオリジナルのペグに戻っていますが、途中他のペグに交換していた時期があるようで、ヘッド裏にペグ穴を埋めた跡が確認出来ます。
ネック・コンディションは良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5mm、1弦側2.0mm程度とベストなセッティングになっています。サドルにはもうあまり余裕はありませんが、もう少しだけなら弦高を下げることも可能です。フレットはリフレットされてからほとんど弾かれていないようで、気になる凹みも無く、充分な高さが残っています。
素朴でパワフルなオリジナル・ギルド・サウンド!アメリカン・ビンテージとしても格安の1本です!
ケースは汎用のハード・ケースが付属します。
SN:61641