ギルドらしい豪快な鳴り!!年式の割には相当綺麗な79年製D-35が入荷しました!!
マーチン、ギブソンと並びアメリカの三大アコースティック・ギター・メーカーとして名高いギルド。テイラー・ギターなどの台頭により、最近ではすっかり影の薄いメーカーになってしまった感がありますが、50年代~80年代のミュージック・シーンを支えた伝統のギター・メーカーです。今回入荷はギルド全盛期の79年製のD-35。近年物のリイシューと違い、ガツンと野太いサウンドが魅力の1本です!
スプルースTOP、マホガニーSIDE&BACK、マホガニーNECK、ローズウッド指板&ブリッジ、実測43.5mmナット、25.5インチ・スケールのギルド・ドレッドノート・ボディー。ブレーシングなどの木取りが太く、全体的な重量が重たいのがオリジナル・ギルドの特徴で、それ故に野太くパワフルに鳴ってくれるオリジナル・ギルド・サウンドは、この時代のものならではの醍醐味です!
サウンドはガツンッとパワフルに鳴ってくれる野太いサウンド!マーチン・サウンドのような繊細さはありませんが、その分、男らしく無骨に鳴ってくれます。かといってギブソンほど暴れる感じもなく、ギブソンよりはサスティーンもあり、、、って感じですので、マーチンだと優し過ぎ、ギブソンだとラフ過ぎる、、なんてお考えの方にはドンピシャなサウンドじゃないかと思います!フラットピックでき鳴らせば、バリンバリンと力強く豪快なストローク・サウンドをご堪能頂けますし、フィンガーで爪弾いけば、マホ・ボディーらしい素直で透明感のあるサウンドが得られますので、プレイ・スタイルやジャンルを問わず、オールマイティーにお使い頂けるサウンドかと思います!
楽器のコンディションは年式から考えると相当綺麗なナイス・コンディションです!当然小キズは点在していますが、そんなにド派手に目立つキズも無く、塗装の艶感なども綺麗で、年式から考えるとかなりの美品コンディションと言えるでしょう。唯一、ネック材と指板材の収縮率の違いから、ローフレット付近のネックと指板の間にウェザーチェックが入り、いくらか塗装がチップしている箇所もあります。指で撫でるとガサツキは感じますので、ネックはツルッツルじゃなきゃイヤと言う方には不向きかも知れませんが、演奏する上では特段気になる程の事でも無いかと思います。また、ボディー内部のペーパーラベルは剥がれて無くなっています。その他にも当然小キズは散見出来ますが、トータルで判断すれば年式の割にはかなり綺麗なコンディションと言えるかと思います。
ネック・コンディションも良好で概ねストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.6mm、1弦側1.8mm程度と非常に弾き易いセッティングになっています。サドルにはもうあまり余裕は有りませんが、現状でも70年代ギルドとしてはプレイヤビリティー抜群かと思います。フレットは一度リフレットされてからあまり使われていないようで、気になる凹みも無く、まだ充分な高さが残っています。
ギブソンでもマーチンでも無い、独自のサウンドを貫くギルド・サウンドを是非ご堪能下さい!
オリジナルのハード・ケースは取っ手にビニールテープがぐるぐる巻きにされていますので、何か補強しているのかも知れませんが、持った感じとてもしっかりしていますので、持ち運びには何ら問題無さそうです。
SN:204338