GUILD D-55 NT 1977年製
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  • 配送期間:1-3日1

最上位機種らしい華やかで豪快な鳴り!!年式から考えるとすこぶる状態の良い77年製ギルドD-55が入荷しました!!

マーチン、ギブソンと並びアメリカの三大アコースティック・ギター・メーカーとして名高いギルド。最近の若者にとってはアメリカ三大ブランドと言えば、マーチン・ギブソン・テイラーとなってしまうんでしょうが、ある程度のおじさんにとってはやっぱりギルドも外せませんよね(笑)!90年代のフェンダー社の買収あたりからちょっとおかしなことになってしまった感のあるギルドですが、1950年代~80年代のミュージック・シーンを支えた伝統のギター・メーカーである事は間違いありません!今回入荷は77年製のD-55。F-50と並びギルド最上位機種として最も人気の高く、探しているファンの多い貴重なモデルです!

スプルースTOP、ローズウッドSIDE&BACK、パドゥック/メイプル3ピースNECK、エボニー指板&ブリッジ、実測43.2mmナット、25.5インチ・スケールのドレッドノート・ボディー。ずっしりと重量のあるギターで、このウエイトあってこそのパワフルで豪快なサウンドを響かせます!

そのサウンドはギルドらしい重厚でパンチの効いたパワフル・サウンド!最近有りがちな最初っから鳴らしてしまおう的な作りとは真逆の堅牢な作りのボディーは、長い年月弾き込まれてきた事に因ってその真価を発揮しています。トップの木取りも厚く、ぶっといブレーシングはそのまま重厚なサウンドとなり、胴全体を震わせます。この重戦車のようなパワフルなサウンドこそがギルドの持ち味で、近年のリイシュー物とはやはり別物です。とは言え、最上位機種らしい華やかなサウンドであることも間違いありません!重厚なサウンドながら煌びやかさも感じられるサウンドはどこから来るのか?と不思議に思い、他モデルと比べて見ると、、ブレーシングはノン・スキャはノン・スキャなんですが、エッジに向かっての削り込みの位置が他モデルより早いように見えます。これにより重厚でありながらスキャロップ・ブレーシングのような華やかさも感じられるサウンドになっているんですね!フラットピックで掻き鳴らせば、ある程度の荒削り感は残しつつも、華やか且つ重心の低い塊感のある力強いサウンドを響かせますし、フィンガーで爪弾いても一音一音の芯がしっかりした存在感のあるサウンドが得られます!

楽器のコンディションは、年式から考えると驚くほど綺麗な極上コンディションを保っています!小キズはちらほら散見出来ますが、この年式のギルドとしては見た事無いくらいに綺麗です。唯一ギルドあるあるで、ネックのセル・バインディングが縮み数か所ピッピッと切れていて、1弦側ナット下に1.5mmくらいのセルの継ぎ足しがあります。セルの貼り直しに伴いセルとネックの間の塗装がチップしてしまったようで、0フレット~2フレット辺りに掛けて塗装がチップした箇所をタッチアップしています。そこを指の腹で撫でるとガサツキは感じますが、普通に演奏する上では何ら気にならないかと思います。ボディーの方のバインディングは縮みも無く、亀裂も発生していないので、トータルで見れば、バインディングに関しても年式の割に非常に良い状態と言えるでしょう。3ピース・ネックの木材に因る段差も無く、演奏性も非常にスムーズです。細かく見ていけば小キズはいくつか発見出来ますが、年式から考えれば「ほぼキズ無し」と言えるくらいに綺麗な状態を維持しています!

ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5mm、1弦側2.0mm程度とベストなセッティングになっています。サドルにもまだ充分な余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットはジャンボ・フレットにリフレットされていて、減りもほとんど無く、プレイヤビリティー抜群のコンディションにセットアップされています。

70年代ギルドでここまで状態の良い個体もそうそう無いと思います!古き良き時代のギルドをお探しの方は是非お見逃しなく!

ケースもオリジナルのハード・ケースが付属しますが、取っ手が片方壊れて鉄板で補強されています。持ち運びには何ら影響ありません。

SN:157641