12フレット・ジョイントの豊かな鳴り!!百瀬恭夫氏の手に因る2009年製HJ-12FS-Mの極美品中古が入荷しました!!
その作りの確かさとサウンド・クオリティーには定評のある国内屈指のアコースティック・ギター・メーカー、ヘッドウェイ。そんなヘッドウェイ・ギターにはアジア工場で生産されるユニバース・シリーズから、カスタム・ショップで製作される完全ワンオフのカスタム・モデルまで、価格帯にして2万円台~100万円超えのものまで様々なモデルが存在しますが、どのモデルを取っても、その価格から考えられるクオリティーを遥かに上回るハイ・クオリティーな製品を世に送り出しています。今回はそんなヘッドウェイを長年牽引してきて、2024年に惜しまれながらご逝去されたマスター・ルシアー百瀬恭夫氏の手に因るHJ-12FS-Mの極美品中古が入荷しました!
ソリッド・ヨーロピアン・スプルースTOP、ソリッド・ホンジュラス・マホガニーSIDE&BACK、ホンジュラス・マホガニーNECK、エボニー指板&ブリッジ、スキャロップ・ブレーシング、実測44.5mmナット、628mmスケールの12フレット・ジョイント・ボディー。マーチンで言うところのD-18Sをオマージュしたモデルですが、ヘッドウェイで製作される12フレット・ジョイント・ボディーはギブソン・スタイルのラウンド・ショルダー・ボディーのHJボディーを流用しているため、実寸ではマーチンのSボディーよりも僅かに短めです。スケールもギブソン・スケールが採用されていますので、思いの外テンションも柔らかく、弾力性豊かなサウンドに仕上げられています。百瀬さんが作る12フレット・ジョイント・モデルは、ほとんどがネック幅はワイド・ネックでは無く、レギュラー・ネックっていうのもポイントですね!今まで12フレットに興味が有るけど、ネック幅の問題で手を出せなかったという方も多いはず。是非この機会にお試し下さい!ネック幅は44.5mmで、シェイプはソフトV。普通の14フレット・ジョイント・モデルと変わらない感覚で演奏可能ですよ!
そのサウンドは兎に角ボリューミー!ヘッドウェイ・ギターらしいパワフルで力強いサウンドながら、12フレット・ジョイントならではのプリ・ウォー・マーチンのような奥行きの有る音のしなり感もあり秀逸です。軽くタッチしただけでも敏感にボディーが反応してくれ、弾き手のピッキング・ニュアンスを正確に発音してくれます。フラット・ピックで掻き鳴らせば、ちょっとうるさい位のボリューム感でラウドに鳴ってくれますし、フィンガーで爪弾けばマホらしい透明感と艶のあるサウンドが得られ、音が減衰していく時の余韻が何とも心地よい、うっとりするようなサウンドをご堪能頂けます!
楽器のコンディションはキズの少ない極美品コンディションです!遠目にも目立つようなキズは無く、ぱっと見は新品にすら見える美しい状態を維持しています。光にかざしながら子細に点検していくと、ボディー・トップのPG斜め下辺りに1mmくらいの極浅い打痕が2つちょんちょんと発見出来ますが、いずれのキズも余程注意深く見ない限り気付きもしないような些細なモノばかりですので、中古品として見ればまず気になるレベルでは無いでしょう。その他にはボディー・バックに衣服で擦れたような微かなスレ程度は見つかりますが、いずれのキズも15年物の中古品として見て気になるレベルでは無いかと思います。
ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5mm、1弦側2.0mm程度とベストなセッティングになっています。サドルにもまだ充分な余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットはローフレットにちょんちょんと弦の跡が付いている程度で、ほぼほぼ10割の高さが残っています。
ヘッドウェイの歴史そのものとも言える百瀬氏の手に因る逸品!残念ながら既に新品でのご購入は叶わなくなった巨匠の作品の素晴らしさを是非ご体感下さい!
オリジナル・ハード・ケース付き
SN:2369