MARTIN 000-28 SQ 1999年製
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貴重な旧ロゴ&スクウェア・ロッド・ネックの99年製000-28が入荷です!!

マーチンを代表するスタイル28。アコースティック・ギターの中心と言えばマーチンのD-28という事になると思いますが、000-28はドレッドノート・ボディーが生まれる1931年より遥かに前から作られている歴史あるモデルです!1902年にスペシャル・モデルとして作られた000-28は1904年より生産が開始されます。そんな100年を超える歴史を持つ000-28も2018年に大幅にマイナーチェンジされる事となります。まず2012年にD-18とD-18Vが統合され、D-18スタンダードに生まれ変わったのをきっかけに、2017年にはD-28が、そして2018年にはほとんどのモデルが、ビンテージ・スペックが取り入れられたニュー・モデルへとマイナーチェンジされる事となりました。000-28も2018年にマイナーチェンジが行われ、スキャロップ・ブレーシング&ヘリンボーン・トリムのビンテージ風な仕様に変わってしまいました。今回入荷は、今となっては貴重な99年製のSQネックの1本です!

シトカ・スプルースTOP、インディアン・ローズウッドSIDE&BACK、マホガニーNECK、エボニー指板&ブリッジ、ノン・スキャロップ・ブレーシング、スクウェア・ロッド・ネック、実測43mmナット、24.9インチ・スケールのオーディトリアム・ボディー。今回入荷の個体は99年製で日本向けにのみ生産されていたSQネック仕様になります。85年以降アジャスタブル・ロッド入りのロープロファイル・ネックが標準仕様になる中、こだわり屋の日本人向けにのみ生産されていた85年以前同様のスクウェア・チューブ・ロッドの個体です。そしてもう一つ、このSQロッド仕様のロゴは、95年以前のデカール・ロゴっていう点もポイントです。95年から仕様変更された焼き付けの金ぴかロゴは日本人にはイマイチ不評でしたから、、やっぱりこの往年のデカール・ロゴの方が風格がありますよね!

そのサウンドは素朴で芯の太いマーチン・サウンド!ローズウッド・ボディーの重厚感のある低域に、マーチンならではの弾力性に富んだ中域、艶やかで芯の太い高音などが混然一体となり、何とも落ち着く癒しのサウンドを響かせます。スキャロップ・ブレーシングのような華やかなサウンドから比べると、ややダークな印象は拭えませんが、この甘く優しいサウンドこそがマーチン本来のサウンドかと思います。フラットピックで掻き鳴らせば、そこそこの音圧はありながらも耳当たりは優しく、聴く者の気持ちを和ませるようなサウンドで、このサウンドこそがマーチン・サウンドの魅力かと思います。そしてフィンガーで爪弾いた際にも、スキャロップ・ブレーシングのような倍音感やサスティーンはありませんが、基音のしっかりとした、素朴で素直なクリアーなトーンを響かせますので、あらゆるジャンルやプレイ・スタイルでマーチン本来のサウンドを存分にご堪能頂ける事と思います!

楽器のコンディションは年式から考えるとキズも少なく、かなりの美品コンディションと言えるでしょう!オールド・デカール・ロゴがビンテージ・マーチンのように黒っぽく変色していますので、経年感こそ感じますが、ボディーの焼けは少なく、遠目にも派手に目立つようなキズもありませんので、トータルで判断すれば、年式の割には相当綺麗な状態と言えるかと思います。光にかざしながら子細に眺め回していくと、ボディー・トップには1~2mmの極浅いキズがいくつか散見出来、ボディー・バックにもいくらかの擦り傷が確認出来ますが、20年以上使われてきた楽器として見て、取り立てて気になる箇所は無いかと思います。

ネック・コンディションは良好で概ねストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.2mm、1弦側1.7mmと非常に弾き易いセッティングになっています。ネックはSQネックなので極厳密に言うと、チューニングすると僅かにしなりますが、SQネックとしては非常に良い状態を保っています。サドルにもまだ余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットはローフレットを中心にいくらか減りが見られますが、一番減っている箇所でもオリジナルの8~9割程度の高さが残っています。

ノン・スキャ仕様の000-28自体、既に新品での購入が叶いませんが、、70年代~80年代を彷彿させるSQネックの000-28は更に稀少かと思います!

オリジナル・ハード・ケース付き

SN:713326