力強くパワフルに鳴る70年代マーチン・サウンド!!プレイ・コンディション上々の79年製D-28が入荷しました!!
言わずと知れたマーチン・ギターの定番中の定番D-28。1931年に登場して以来、常にミュージック・シーンの中心に在り続け、数多のミュージシャンを魅了し、数多くの名盤の中にそのサウンドを残してきた、マーチンのみならず、アコースティック・ギターの代名詞とも言える永遠のスタンダード・モデルです。今回入荷はマーチンが隆盛を極めた70年代の1本、79年に製造された個体です。70年代と言えば世界的にシンガー・ソング・ライターやフォーク・ミュージック全盛の時代。数々の名盤の中に息づくあの憧れのサウンドをご堪能頂けます!
ソリッド・スプルースTOP、ソリッド・ローズウッドSIDE&BACK、マホガニーNECK、エボニー指板&ブリッジ、実測42.9mmナット、25.4インチ・スケールのマーチン伝統のドレッドノート・ボディー。世界中のあらゆるギター・メーカーがお手本とした、アコースティック・ギターの定番中の定番スペックです!
そのサウンドは、70年代マーチンらしい芯の太いサウンドながら、ビンテージらしい乾いたエッジ感もあり、力強く爆発力のあるラウドなサウンドを響かせます!70年代28の中には、少し音が甘く丸過ぎて、ともすれば抜けが悪く感じるような個体もありますが、こちらの個体は弾き込まれている分、ビンテージらしい乾いたトーンと反応の良いボディーの跳ね返しが感じられ、ストレスなく気持ちよく音が抜けてくれる印象です。マーチン特有の中低域のバウンド感はもちろんありますが、そこに抜けが良くエッジ感のある高音が絡み、バランスが良く且つパワフルなサウンドを奏でます。フラットピックで掻き鳴らせば、28らしいストレートに飛ぶ芯の太いパワフル・サウンドが得られますし、フィンガーで爪弾いても芯のしっかりした瑞々しいサウンドに、適度なサスティーンと倍音が絡み、正にスタンダードな安定のサウンドをご堪能頂けます!
楽器のコンディションは、年式なりのキズや使用感、経年感や修理歴などあります。まず修理歴としては、ボディー・トップの6弦側膨らみ部、弾く時に丁度腕で隠れる辺りにボディー・エンド部から15cmほどのクラックが入り接着修理されています。クラック部には少し汚れも入り、黒い筋に見えやや目立ちますが、しっかりと接着され、裏からは補強のクリートも打たれていますので、強度的な心配はありません。ピックガードは比較的初期に交換されたようで、この年代のマーチンに付きもののマーチン・クラックはありません。また、ブリッジが前にずれて来たのか?ブリッジを貼り直した形跡も確認出来ます。ボディー・トップにはちりめん状のウェザーチェックがびっしりと入り、所々打痕をタッチアップした跡もありますが、年代物らしい風格でそんなに気になるような箇所は無いかと思います。ネックの1フレット裏辺りには塗装の荒れがあり、手触りも少しガサツキを感じますが、演奏上は特に気にならないかと思います。ネック横のサイド板にストラップピンの創設があります。ストピン嫌いな人が見たら絶叫しそうな位置ですが(笑)、ネジはネック・ブロックにしっかり刺さっていますので、強度的には問題ありません。
ネック・コンディションも良好で概ねストレート、、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5mm、1弦側1.9mm程度と非常に弾き易いセッティングになっています。サドルにはもうあまり余裕がありませんが、現状でも70年代マーチンとしてはプレイヤビリティー上々かと思います。フレットは1、2弦を中心にいくらか減りが見られますが、一番減っている箇所でもオリジナルの7~8割程度の高さが残っています。
近年物の28とはやはり音の貫禄が違う70年代28サウンド!あの頃聴いた名曲の数々を演るにはやっぱコレでしょう!
ケースもオリジナルのブラック・ケースが付いていて、変形も少なくかなり綺麗な状態ですが、残念ながらMARTINエンブレムが無くなっています。
SN:409048