マニアックなジャパン・ビンテージ・ブランド、ライダーの中位機種R-600!!
またまたマニアックなギターが入荷です!ライダーR-600。ライダーはかの百瀬恭夫氏が在籍していた事でも知られる林楽器で生産されていました。ギブソンやギルド、マーチンのコピー・モデルなど幅広く生産していましたが、現在ではなかなかお目に掛かれないマニアック且つレアなメーカーです!
エゾ松単板TOP、ローズウッド合板SIDE&BACK、マホガニーNECK、ローズウッド指板&ブリッジ、実測43.2mmナット、実測645mmスケールのドレッドノート・ボディー。当時のライダーはR-1000までありましたので、このR-600は中位機種となりますが、当時の定価6万円はなかなかの高級品ですよね(笑)。さり気ないヘリンボーン・トリムに塗り込みPGなど、現在のヘッドウェイの丁寧な作り込みにも通じるなかなかの秀作です!
サウンドはバリンと豪快に鳴る「いかにも」なジャパビン・サウンド!決して上品なサウンドではありませんが、バリバリと豪快に鳴ってくれます。フラットピックで搔き鳴らせば、エッジ感きつめのパワフルなサウンドを響かせますし、フィンガーで爪弾いてもエッジの立った、それでいて奥行き感も感じられるサウンドが得られますので、プレイ・スタイルやジャンルを問わず、当時の日本製のギターのがさつながら意外に完成度の高いサウンドをご堪能頂けます!
楽器のコンディションは年式なりのキズや使用感、経年感などありますが、遠目にもド派手に目立つようなキズやダメージは無く、ビンテージ・ギターらしい風格になっています。トップにはコツコツとぶつけた打痕やピックで小突いたようなキズがあり、サイド&バックにもそれなりに打痕や擦り傷など散見出来ますので、決して美品ビンテージとは言えませんが、いずれのキズも使っていれば当然付くであろう自然なキズばかりですので、ビンテージ品として見れば、取り立てて気になるような箇所は無いかと思います。また、ぱっと見にはまず気付かないと思いますが、ペグは1つだけ交換されています。オリジナルはグローバーUSAの102Nと、この価格帯にしては贅沢なペグが使用されていますが、1弦のペグだけ、当時の国産レプリカに交換されています。昔の国産ギターではちょくちょく見かけるこのペグ、かなり完成度高いと思いません?ちゃんとミルク・ボトル形状になってるし、雰囲気もそっくりですよね。今このペグを作ればそこそこ売れそうな気もしますが、、。
ネック・コンディションは良好で概ねストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.2mm、1弦側2.0mm程度と非常に弾き易いセッティングになっています。サドルにもまだ余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットは1、2弦を中心にいくらか減りが見られますが、元々少し太めのフレットが打たれていて、一番減っている箇所でもまだまだ充分な高さが残っています。
とても弾き易いギターなので、初心者の方にもオススメです!
ケースは汎用のギグ・バッグが付属します。
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