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思いの外しっかりした作りとサウンド！スズキ・バイオリンのピック・ギターが入荷しました！！
明治20年、西暦1887年創業の鈴木バイオリン製造。今なお製造が続けられる日本の楽器製造の礎を築いた伝統の楽器製造メーカーです。今回はそんな鈴木バイオリンのアーチ・トップ・ギターが入荷しました！
スプルース系TOP、メイプル系SIDE&BACK、マホガニー系NECK、ローズウッド系指板＆ブリッジ、実測42.6ｍｍナット、640ｍｍスケールのカッタウェイ・アーチ・トップ。ボディー幅は約440ｍｍもあり、Chakiのピック・ギターを上回るビッグ・ボディー。インチ的に言うと17インチを超えますが、抱えた感じはそんなに大きさは感じません。
サウンドは意外な程ちゃんとしたアーチ・トップ・サウンド（笑）！ボディーの大きさも相まって充分な音圧を伴ったアーチ・トップらしい歯切れの良いサウンドが楽しめます。スズキバイオリンのギターって全体的に安いと思いますが、、正直チャキなんかと比べても全然遜色ないサウンドのように感じます。ギブソンで言えばL-48というよりはL-50的なサウンドですので、アーチ・トップ初心者の方の入門機としても最適じゃないかと思います！
楽器のコンディションは年式なりのキズなどはありますが、弾く為の楽器としてはビックリするくらいキチッと調整されています！前オーナーの方の調整の賜物かと思いますが、ネックも綺麗に真っ直ぐでピッチも正確です。ブリッジはオリジナルじゃなく交換されていると思いますが、木製のサドル部分に牛骨かプラのサドルが嵌め込まれていて、弦の当たる部分はきちんとオフセット加工されています。唯一気になる点としてはヘッド裏かと思いますが、、これはオリジナルのペグがダメで交換しようとした際、ヘッド厚が厚すぎてペグのワッシャーが届かなかったという事で、前オーナーの方が削ってヘッド厚を薄くした結果です。ちょっと色でも付けて上げればもう少し目立たなくなるんでしょうが、、ま、これはこれで、、。ヘッド裏を削ったと言っても現状でも普通のアコギかそれ以上のヘッド厚は残っていますので、強度的な心配は無いかと思います。ボディーの方には打痕や擦り傷などそれなりに入っていますが、ネック裏には気になる程のキズも無く、演奏性は非常にスムーズです！
上記の通りネック・コンディションはばっちり、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5ｍｍ、1弦側2.0ｍｍ程度とベストなセッティングになっています。その状態でブリッジのエレベーションはまだ上下どちらにも可動しますので、お好みの弦高にセッティング可能です。フレットはかなりペタペタですが、綺麗に擦り合わせされていて極端な凹みも無く、一番減っている箇所でもオリジナルの6割程度の高さが残っています。
値段が値段なんで、保証無しの現状渡しとさせて頂きますが、使っていく上で何ら不安の無い調整ばっちりの1本！飾っておくだけでも絵になるアーチ・トップ。フラット・トップのプレイヤーのサウンド・バリエーションとしても最適な最安アーチ・トップです！
ケースは汎用のソフト・ケースが付属します。