ヤマハらしい豪快な鳴り!!79年製のL-6前期型、キズの少ない美品コンディションです!!
ヤマハ伝統のLシリーズ。1974年から生産が始まったLシリーズは、時代のニーズと移り変わりに合わせて多種多様なモデル変更、スペック変更を繰り返しながら今も脈々と受け継がれているヤマハ・アコースティック・ギターの中核を成す名シリーズです。今回入荷は79年製のL-6。70年代のLシリーズは79年頃に細かなスペック変更がなされ、それを境に前期型、後期型と呼ばれていますが、今回入荷の個体は前期型。トップ&バック単板のヤマハらしい豪快な鳴りが楽しめる1本です!
ソリッド・エゾ松TOP、パリサンドル(インディアン・ローズウッド)SIDE、ソリッド・パリサンドルBACK、アフリカン・マホガニーNECK、エボニー指板&ブリッジ、実測44.4mmナット、651mmスケールのヤマハ・オリジナル・ウエスタン・ボディー。後期型になるとSIDE&BACK材は合板になり、指板&ブリッジ材もローズウッドに変更になります。後期型のL-8がトップ&バック単板でローズウッド指板&ブリッジですから、考えようによっては後期型L-8より上位スペックと言えるかと思います!
そのサウンドはヤマハらしい武骨でガッツ溢れるパワフル・サウンド!ヤマハらしいエッジ感の強い野太いサウンドで、バリンバリンと豪快に鳴ってくれます。サイドが合板になっている分、音の出方はよりタイトになっているのかも知れませんが、高級手工ビルダーでもサイドは好んで合板を使う作家も多いですから、サウンドは好みでしょう。元々ヤマハは単板ボディーでもエッジ感のきついバリバリとしたサウンドが持ち味なので、サイドが合板である事に因るマイナス・ポイントは何も見つかりません。フラットピックで掻き鳴らせば、ガツンと音が立ち上がり、野太くパワフルに咆哮するヤマハ・ダイナミック・サウンドをご堪能頂けますし、フィンガーで爪弾いても粒立ちが良くエッジの効いたバランスの良いサウンドを奏でますので、あらゆるジャンルやプレイ・スタイルでヤマハらしい力強いサウンドをご堪能頂ける事と思います!
楽器のコンディションは、年式から考えるとキズの少ないかなりの美品コンディションです!全体的にいい感じに色焼けしていますので、それなりの経年感は感じますが、ぱっと見に目立つキズは無く、とても綺麗なコンディションを維持しています。細かく見ていくと小さい打痕や擦り傷など散見出来ますが、そのほとんどが光の反射を利用して見て初めて気付くような些細なキズばかりですので、40年以上前の楽器として考えて、これで文句のある人は居ないでしょう(笑)。また、不思議なのはバインディングの素材が違うのか?ヘッドのバインディングとボディーのトップ側のバインディングは70年代らしい焼け方をしていますが、ネックのバインディングとボディーのバック側のバインディングはあまり日焼けしていません。まさかバインディングだけ巻き直し?とも思いましたが、そのような形跡はありませんので、たまたま焼け方に差があるようです。
ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.7mm、1弦側2.1mm程度とベストなセッティングになっています。サドルにももう少し余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットはローフレットを中心にいくらか減りが見られますが、一番減っている箇所でもオリジナルの7~8割程度の高さが残っています。
近年のヤマハ・サウンドとは一味違う野性味溢れるサウンド!ヤマハ・ファンのみならず、お手頃でがっちりした作りのギターをお探しの方にもオススメの1本です!
ケースは汎用のハード・ケースが付属します。
SN:90215