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PGの崩壊も無く、非常に良い状態をキープしている78年製ダヴが入荷しました！！

ハミングバードの商業的な成功を受け、1962年からその上位機種として生産が始まったダヴ。キング・オブ・フラットトップJ-200と同じメイプルSIDE＆BACKのボディー・スペックで、J-200に次ぐ上位機種として人気を博してきた、ルックス的にもサウンド的にもいかにもギブソンらしいモデルです。今回入荷は78年製の1本。一昔前まではあまり人気の無かった70年代ギブソンですが、近年ではその使い勝手の良いサウンドで人気急上昇中の花マル・アイテムです！

スプルースTOP、メイプルSIDE＆BACK、メイプル3ピースNECK、エボニー指板＆ブリッジ、ダブルXブレーシング、実測43.1ｍｍナット、25.5インチ・スケールの16インチ・スクウェア・ショルダー。70年代のDOVEのピックガードはグズグズに崩壊しているモノも少なくないですが、70年代後半には素材が変わり、崩壊しなくなります。こちらの個体もオリジナルのまま崩壊も無く、絵柄もほぼほぼ綺麗に残っています！

サウンドはメイプルらしい粒立ちの良さとゴンゴンとくる低音がブレンドされたダヴらしいサウンド！ゴンゴンと硬質で重みのある低音に、メイプルならではのソリッドな中域、艶やかな高音などが混然一体となり、J-45やハミングバードなどのマホ・ボディーとはまた一味違うギブソン・サウンドを響かせます。70年代ギブソンはダブルXブレーシング構造になる為、一般的には鳴りが悪いと思われがちですが、決してそんな事はありません。ローもしっかり出ていて、サウンドだけ聞いているとダブルXブレーシングの影響はほとんど感じず、ゴンゴンと豪快なサウンドを響かせます。サウンドは好みがありますので一概には言えませんが、、60年代T.O.M.期のダヴよりも全体的なボリュームもあり、パンチのあるサウンドですので、70年代ギブソンを食わず嫌いだった方には是非一度お試し頂きたい、メイプルらしくもオールマイティーに使えるサウンドかと思います！

楽器のコンディションは年式なりの小キズや使用感などはありますが、トータルで判断するとかなり良いコンディションをキープしています！上記の通り、70年代中盤くらいまでのダヴのPGの多くは段々気化してしまいガスを出しながら崩壊していくものが多いです。そのタイプのPGだと、PG付近のフレットが錆びやすく、PG周りの塗装も焼けてくるため、見た目もなかなかハードな感じのモノが多いのですが、、恐らく77～78年頃にPGの素材が変わり崩壊しないモノになって行きます。こちらの個体もPGは非常に綺麗で、絵柄の擦れもあまり無く、非常に良い状態です。キズに関してはサウンドホール周りにいくらかのピッキングキズがあり、その他にも全体的に小キズは散見出来ますが、トータルで判断すると年式の割には非常に綺麗なコンディションと言えるでしょう。サウンドホール脇の指板とPGの境目にクラック・リペアーがありますが、こちらもこの年代のギブソンにはお決まりで、しっかり接着され補強のクリートもしっかり効いていますので、取り立てて気になるポイントでも無いかと思います。

ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5ｍｍ、1弦側2.0ｍｍ程度とベストなセッティングになっています。。サドルにももう少し余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットはちょんちょんと弦の跡が確認出来る程度でまだ充分な高さが残っています。

見た目の雰囲気もサウンドも近年物には決して無い貫禄充分の1本！とにかく弾いてみたら目からうろこ確定のパンチのあるサウンドの逸品です！

ケースもオリジナルのハード・ケースが付属します。

SN:71088117