今となっては大変稀少なオール単板ボディーのJ-160E!!キズの少ない美品中古が入荷です!!
ビートルズ・ギアとしてあまりにも有名なモデル、ギブソンJ-160E。エレキ用のピックアップをそのままマウントしたエレアコの元祖的なこのモデルが発売されたのが1954年。その後、ジョンとジョージが1962年製のJ-160Eを使用し、ジョンは更に1964年製のJ-160Eを使用、色を塗り替えたり剥がしたり、落書きしたりしながら、生涯を通して愛用しました。J-160E自体は1979年に一度生産完了となり、1990年からリイシューが始まります。今回入荷は2009年製のスタンダード・シリーズの160E。リイシューが始まったばかりの頃は、J-45のボディーをそのまま流用していたため、ボディーはオール単板仕様でした。その後96年頃からトップ合板のジャパン・リミテッド・モデルがスタートしますが、今回入荷の個体はギブソン・ジャパンに移行後のギブソン・オリジナルの方の流れを汲むオール単板ボディーの1本です!
ソリッド・スプルースTOP、ソリッド・マホガニーSIDE&BACK、マホガニーNECK、ローズウッド指板&ブリッジ、ストレート固定サドル、スキャロップドXブレーシング、P-100ピックアップ、実測43.8mmナット、24.75インチ・スケールの16インチ・ラウンド・ショルダー。基本当時のJ-45やサザン・ジャンボのスペックをそのまま流用している為、ペグはグローバー・ロトマチック。最初期のリイシューはエンドピンがエンドピン・ジャックになっていましたが、こちらの個体はオリジナルのサイド・ジャックの位置になっていて、後付けのL.R.Baggsのアウトプットがエンドピン・ジャックというダブル・ジャック仕様になっています。
オール単板ボディーなので、生音もしっかり鳴ってくれます!J-160E独特のあのペケペケ・サウンドを期待するとちょっと裏切られますが、逆にJ-160EでありながらJ-45の音も出せると考えればお得感ありありかと(笑)?せっかくのオール単板仕様の個体ですので、現在はアコ弦を張っています。なのでフラットピックで掻き鳴らせばJ-45譲りのザックザクのギブソン・サウンドをお楽しみ頂けます。より合板風なサウンドにしたい場合にはニッケル・ワウンドに張り替えて上げれば、ちょっとペケペケ感も楽しめるかと思います。プラグイン時のサウンドも、オール単板&P-100ピックアップで、合板TOP&P-90のエレアコ・サウンドより野太く出ます。なので、エレアコ使用時もペケペケ・サウンドにはなりませんが、普通のピエゾPUのサウンドとはまた違う、エレキ臭いノスタルジックなエレアコ・サウンドをお楽しみ頂けます!そしてこちらの個体には後付けでL.R.Baggsのi-BeamアクティブPUも搭載され、エンドピン・ジャックから出力可能になっています。i-Beamの方でプラグインすれば、より生アコに近いエレアコ・サウンドをお楽しみ頂けます!
楽器のコンディションは小キズこそ散見出来ますが、遠目にもド派手に目立つようなキズは無く、まずまずの美品コンディションと言えるでしょう!ボディー・トップにはPG及び周辺にピッキング跡が確認出来、コツコツと小さな打痕が少々、バックにも衣服で擦れたような擦り傷がいくらか確認出来ますが、ほとんどのキズが光の反射で見て初めて気付く程度の小さく浅いキズばかりですので、ある程度使い込まれてきた楽器として見れば、取り立てて気になるような箇所は無いかと思います。ネックの2フレット裏辺りに米粒大の打痕が1つあり、木部も少し凹んでいるので、ネック裏のキズは絶対NGという方には不向きですが、普通に演奏する分には何ら気になりません。
ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.6mm、1弦側1.7mm程度と非常に弾き易いセッティングになっています。サドルにもまだ余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットはローフレットにちょんちょんと弦の跡が付いている程度で、一番減っている箇所でもオリジナルの9割程度の高さが残っています。
近年では新品も含めJ-160E自体の流通がほとんどありません。ビートルズ・フリークのみならず、個性的なエレアコ・サウンドをお探しの方にもオススメの唯我独尊的エレアコ・サウンドをご堪能頂けます!
オリジナル・ハード・ケース付き
SN:01459057