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エレキ弾きやアコギ弾きのサウンド・バリエーションに最適なお手軽エレ・ガット、オベーション・カントリー・アーティストが入荷です！！

その画期的なデザインと芯の太いエレアコ・サウンドで、80年代から90年代に掛けて一大センセーショナルを巻き起こしたオベーション。中でも1976年から生産が開始されたスーパー・アダマスは、カーボン・グラファイト・トップという従来のアコースティック・ギターの常識を覆す革新的なスペックを持ち、オベーション・ブランドのトップ・モデルとして君臨、80年代～90年代に掛けて活躍したミュージシャン達はこぞってこのスーパー・アダマスを愛用していました。今回入荷は1977年製のカントリー・アーティスト。アダマス誕生前の1971年から生産が始まったナイロン・モデルのスタンダード・モデルです！

ソリッド・スプルースTOP、リラコードBODY、マホガニー/メイプル/ウォルナット5ピースNECK、エボニー指板、ウォルナット・ブリッジ、実測47.5ｍｍナット、25.25インチ・スケールのシャロウ・ボウル・ノン・カッタウェイ・ボディー。シャロウ・ボウルと聞くと薄いボディーを連想しがちですが、ディープ・ボウルより僅かに薄い程度で、今でいうところのミッド・ディプス・ボディーとスーパー・シャロウ・ボディーの中間くらいの厚みがあります。ネック幅も通常のクラギの52ｍｍよりも細めの47ｍｍネックなので、エレキやアコギが普段メインと言う方にも扱いやすい名モデルです！

生音はオベーションらしいガット・サウンド（笑）。もちろん本格的にガット・ギターを嗜まれている方からすれば邪道なのかも知れませんが、普段エレキやアコギがメインの方のサウンド・バリエーションとしては充分ふくよかで深みのあるナイロン・サウンドをお楽しみ頂けます。プラグインすれば、1VOLのみのシンプルなプリアンプ故の基音の太いエレガット・サウンドが得られますので、サウンド・バリエーションの1つとして、ライブやレコーディングにも威力を発揮してくれる事と思います！

楽器のコンディションはキズの少ない美品コンディションです！トップの1弦側肩部にポツポツと打痕が2つ並んで付いていますが、70年代の楽器として見て、これが気になるという方も居ないでしょう。3弦ブリッジ下からエンド部まで、オベーション特有のバキッとしたウェザーチェックが1本入っていますが、木部には割れは達していません。オベーションは塗膜が厚いため、どうしてもウェザーチェックが派手目に入ってしまいますが、オベーションにありがちなトップの波打ちも無く、全体的に見れば、年式の割には相当綺麗な状態を維持しています。また、この年代の電池BOXは、ボディー・サイドのマイナス・ネジを緩めてBOXを引っ張り出す作りになっていますが、面倒に感じたのでしょう、現在はL.R.Baggsとかで使われているナイロン製の電池バックを用い、サウンドホール脇のトップに電池が貼られています。あのオリジナルの仕様、外すのは簡単なんですが、装着するのがなかなか手間でイライラするんですよね（笑）。なかなかナイス・アイディアかと思います。オリジナルの電池BOXは撤去され残っていません。

オベーションのネックは5プライ構造になっているので、木の収縮率の違いで5ピースの箇所に段差を感じる物も少なくありませんが、こちらの個体はほとんど段差を感じず、手触りもかなりスムーズです。

ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側4ｍｍ、1弦側3.5ｍｍ程度と、一般的なガット・ギターのようなセッティングになっています。が、弾いた感じは数値程の高さは感じず、プレイヤビリティーは良好です。弦高はブリッジ下のシムの抜き差しでお好みの弦高にセッティング可能です。フレットは軽く擦り合わせされているようですが、全体的にオリジナルの8割程度の高さが残っています。

取り回しのし易いエレガット・サウンドをお探しの方にオススメの逸品です！

ケースも稀少な初期の先細りタイプのブラウン・ケースが付属しますが、経年劣化で先端部にいくらか損傷があります。サッシの締まり具合や持ち運びには何ら影響はありません。

SN:092530