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しっかり弾き込まれ貫禄のルックス＆サウンドになった2000年製OM-42が入荷しました！！
OM-42は1997年のポール・サイモン・シグネイチャー・モデルOM-42PSの発売をきっかけに1999年から生産が開始された比較的新しいモデルですが、スタイル42は1858年から続くマーチン伝統のスタイル。そのファンシーなデザインは後のスタイル45のデザインへと継承される由緒正しいマーチン伝統のスタイルです！今回入荷は発売されて間もない2000年製の個体です。
ソリッド・シトカ・スプルースTOP、ソリッド・インディアン・ローズウッドSIDE＆BACK、マホガニーNECK、エボニー指板＆ブリッジ、スキャロップ・ブレーシング、実測45ｍｍナット、25.4インチ・スケールのオーケストラ・モデル。45スタイルのスノウフレイクス・ポジション・マークや42スタイルのアバロン・トリム＆ロゼッタが燦然と輝く豪華絢爛なマーチンらしい美しい仕上がりのモデルです！000-42には無いブリッジ両サイドに入れられたスノウフレイクス・インレイもプチ・ポイントですね！
そのサウンドは、マーチンらしいふくよかで包容力抜群のサウンドに、貝巻きモデルならではの煌びやかな倍音とサスティーンが加わり、優雅で美しいサウンドを奏でます！反応の良い立ち上がりにふくよかで弾力性に富んだ中低域、煌びやかでツルンとした艶のある高音などが絡み合い、高級感のあるスズ鳴りサウンドをお楽しみ頂けます。000-28などのストレートに発音されるサウンドとはまた違い、40番台モデルならではの煌びやかで優しく広がるサウンドは、他のモデルでは味わえない唯我独尊の高級サウンドかと思います。そしてOM-42はロング・スケールになるので、000-42なんかと比べると明らかにテンション感のあるサウンドになります。フラットピックで搔き鳴らせば、音の塊感こそコンパクトながら、ボリューム感たっぷりでテンション感のある煌びやかなストローク・サウンドが得られますので、歌モノの伴奏にもピッタリです。フィンガーで優しく爪弾いた時のサウンドは秀逸で、マーチンでしか出し得ない優しくも煌びやかな、優美で包み込まれるような美しいサウンドをご堪能頂けます！
楽器のコンディションは年式なりのキズや使用感、経年感があります。ボディーにはコツコツとぶつけたような小キズや擦り傷などそこそこ入っていますので、極美品をお探しの方には不向きですが、それなりに使い込まれた感がある方が好きと言う方には取り立てて気になるような箇所は無いかと思います。ボディー・トップにはびっしりとちりめん状のウェザーチェックが入っていて、それも相まってビンテージのような（と言えば大袈裟かも知れませんが（笑））貫禄ある佇まいになっています。ネックとヘッドに巻かれたセル・バインディングはマーチンあるあるで縮んで再接着されているようです。その為、ナット上下（特に1弦側）に少し隙間が出来ていますが、バインディング自体はしっかり接着されていますので、今後お使い頂くのに不安はありません。ペグはオリジナルのマーチン・ロゴ入りゴトー製から同じサイズのゴトーXフィニッシュのモノに交換されています。また、PGもより人気の高い000タイプに交換されていますが、元のOM用のPGの跡は見えませんので、恐らく新品購入後直ぐに000タイプに交換されたものと思われます。
ネック・コンディションは良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5ｍｍ、1弦側2.0ｍｍ程度とベストなセッティングになっています。サドルにももう少しだけ余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットはローフレットに少しだけ減りが見られますが、一番減っている箇所でもオリジナルの9割程度の高さが残っています。
新品同様をお探しの方には不向きですが、しっかり使い込まれた鳴りの良い個体をお探しの方にオススメの1本です！
オリジナル・ハード・ケース付き
SN:739723