販売済GIBSON DOVE CUSTOM 1975年頃

SOLD OUT

  • 在庫あり
  • 配送期間:1-3日1

PGの崩壊も少なめでかなり良い状態をキープしている70年代ダヴが入荷しました!!

ハミングバードの商業的な成功を受け、1962年からその上位機種として生産が始まったダヴ。キング・オブ・フラットトップJ-200と同じメイプルSIDE&BACKのボディー・スペックで、J-200に次ぐ上位機種として人気を博してきた、ルックス的にもサウンド的にもいかにもギブソンらしいモデルです。今回入荷は75年頃の1本。一昔前まではあまり人気の無かった70年代ギブソンですが、近年ではその使い勝手の良いサウンドで人気急上昇中の花マル・アイテムです!

スプルースTOP、メイプルSIDE&BACK、メイプル3ピースNECK、エボニー指板&ブリッジ、ダブルXブレーシング、実測42.8mmナット、25.5インチ・スケールの16インチ・スクウェア・ショルダー。この年式特有のセルロイドのピックガードの崩壊が少しだけ見られ、PG上部の塗装が焼けて変色していますが、鳩のインレイより下の部分はほとんど崩壊が見られず、塗装の焼けもありませんので、この年代のDOVEとしてはかなり綺麗な顔付きかと思います!

サウンドはメイプルらしい粒立ちの良さとゴンゴンとくる低音がブレンドされたダヴらしいサウンド!ゴンゴンと硬質で重みのある低音に、メイプルならではのソリッドな中域、艶やかな高音などが混然一体となり、J-45やハミングバードなどのマホ・ボディーとはまた一味違うギブソン・サウンドを響かせます。70年代ギブソンはダブルXブレーシング構造になる為、一般的には鳴りが悪いと思われがちですが、決してそんな事はありません。ローもしっかり出ていて、サウンドだけ聞いているとダブルXブレーシングの影響はほとんど感じず、ゴンゴンと豪快なサウンドを響かせます。サウンドは好みがありますので一概には言えませんが、、60年代T.O.M.期のダヴよりも全体的なボリュームもあり、パンチのあるサウンドですので、70年代ギブソンを食わず嫌いだった方には是非一度お試し頂きたい、メイプルらしくもオールマイティーに使えるサウンドかと思います!

楽器のコンディションは上記の通りPGの崩壊がいくらか見られますが、打痕や擦り傷などのキズの類は年式の割に少なく、ネック・コンディション等もバッチリ調整されています!PG周辺にピッキングに因る塗装剥がれがありますが、こちらもこの年代ならではのPGの雰囲気と相まって貫禄の顔付きになっているかと思います。PGの崩壊しそうな箇所は樹脂で固めましたので、現在は表面上はほぼガサツキも無く、崩壊も止まっておりますので、今後数十年はこの状態を維持できるかと思います。このセルロイドのPG、セルロイドの成分が気化してだんだんグズグズになっていくんですが、その過程でPG上部の塗装は変色し焼けたような色になっています。また、現在は磨いているので大丈夫ですが、このPGを使う以上、15フレット以降のフレットの端が錆びやすく、また1弦、2弦も普通のギターより錆びるのが早くなりますのでご留意下さい。新しいPGに交換してしまえばその辺の問題は一発解決ですが、、この年代のPG特有の何とも言えない渋さも捨てがたく、この年代のPGにしては崩壊も少ないので、このままの状態を維持していくものと思われます。その他はボディー・トップにちょんちょんと小キズがいくつか、ボディー・バックにはうっすらとした擦り傷が数本見つかりますが、70年代ビンテージとして見れば、相当綺麗なコンディションと言えるでしょう。チェリー・サンバーストの退色も無く、発色の良いチェリーが激シブな雰囲気を醸し出しています!

ネック・コンディションも良好で概ねストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.7mm、1弦側2.0mm程度とベストなセッティングになっています。サドルにもまだ余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットはローフレットを中心にいくらか減りが見られますが、一番減っている箇所でもオリジナルの6~7割程度の高さが残っています。

見た目の雰囲気もサウンドも近年物には決して無い貫禄充分の1本!とにかく弾いてみたら目からうろこ確定のパンチのあるサウンドの逸品です!

ケースは汎用のハード・ケースが付属します。

SN:A245381