MARTIN HD-28 2001年製
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  • 配送期間:1-3日1

既にビンテージの貫禄さえ醸し出し始めている2001年製HD-28!!

HD-28は永遠のスタンダード・モデルD-28のスキャロップ・ブレーシング&ヘリンボーン・トリム・バージョンとして1976年より生産が開始されました。いわゆる戦前スペック・モデルとして長きにわたり人気を博してきましたが、1996年から生産の始まったHD-28VR(後にHD-28V)の登場により、少し影の薄い存在になってしまいました。より戦前のスペックにこだわったHD-28Vに比べ、やや中途半端なスペックとなってしまった訳です。しかしながらノン・フォワード・シフト・スキャロップ・ブレーシングやロープロファイルUシェイプ・ネックなど、このモデルならではのスペックもあり、試してみると意外に使える、いいとこ取りのモデルともいえる訳です!今回入荷は2001年製の個体。2018年にはHD-28も他モデル同様仕様変更され、HD-28スタンダードへと移行し、HD-28とHD-28Vが入り混じったようなスペックに変わってしまいますので、脈々と続いてきた往年のHD-28としては最もHD-28らしい仕様や見た目を持つ1本かと思います!

スプルースTOP、ローズウッドSIDE&BACK、マホガニーNECK、エボニー指板&ブリッジ、アジャスタブル・ロッド・ネック、ノン・フォワードシフト・スキャロップ・ブレーシング、ヘリンボーン・トリム、ショート・サドル、実測42.9mmナット、25.4インチ・スケールのマーチン伝統のドレッドノート・ボディー。スキャロップ・ブレーシングのサウンドが好きだけど、Vシェイプのネックは苦手、、という方や、フォワード・シフトだと音が少し広がり過ぎる、、なんて方には是非お試し頂きたいモデルです!

サウンドはD-28のようなタイトにストレートに飛ぶサウンドと、HD-28Vのような倍音感豊かなサウンドを併せ持ったサウンド!スキャロップ・ブレーシングならではの倍音感は有りながらも、HD-28Vほど広がり過ぎず、ややタイトに前に飛ぶサウンドで、D-28とHD-28Vの中間的なサウンドです。しっかりとした低音に煌びやかな高音がミックスされ、重過ぎず、軽過ぎずのバランスの良いサウンドですので、D-28だと何か物足りないけど、HD-28Vだと音が広がり過ぎる。。なんてお考えの方にはぴったりのサウンドかと思います!

楽器のコンディションは年式なりの小キズや経年感があります。と言うか経年感に関しては、年式以上の貫禄があり、ビンテージ・ギターの貫禄すら感じます。ボディー・トップにはちりめん状のウェザーチェックがびっしりと入り、打痕や擦り傷などもそれなりに有りますので、顔付き的にはまるで70年代ビンテージHD-28を見ているようです。SIDE&BACKにもそれなりに擦り傷等散見出来ますので、決して極美品とは言えませんが、ある程度ヤレたルックスが好きな方にはバッチリじゃないかと思います。ネック裏は変なカポキズ等も無く、手触りもスムーズです。

ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.3mm、1弦側2.0mm程度と非常に弾き易いセッティングになっています。サドルにはもうあまり余裕がありませんが、現状でも充分プレイヤビリティー良好かと思います。フレットはローフレットにいくらか減りが見られますが、一番減っている箇所でもオリジナルの7~8割程度の高さが残っています。

近年物にはない貫禄のルックスとサウンドの逸品です!

ケースは300シリーズのマーチン・ハード・ケースが付属します。

SN:815419