Epiphone Zenith 1951年製
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根強い人気のNYエピフォン時代のアーチトップZenith!!実に久しぶりの入荷です!!

ギブソンとはまた違った曲線美とダイナミックなサウンドで人気のエピフォン・アーチ・トップ。特にギブソン社に買収される前のニューヨーク・エピフォン時代のギターは、その美しいフォルムとパワフルなサウンドで、ファンの多い貴重なアイテムです!エピフォンのアーチトップ・モデルは1931年から様々なモデルの生産が始まります。ブラック・ストーンやオリンピック、スパルタンなど数々の名器が生み出されましたが、これらのアーチトップはほとんどが1949年で生産完了となってしまいます。そんな中、このゼニスだけはギブソン買収後も生産が続けられ、1969年までの長きに渡ってエピフォン・アーチトップ・ギターの代表モデルとして人気を博しました!今回入荷は貴重なNYエピフォン期の51年製の個体です!

スプルースTOP、メイプルSIDE&BACK、メイプル/ローズウッド3ピースNECK、ハカランダ指板、実測42.3mmナット、25.5インチスケールの16 3/8インチ・アーチ・トップ。ギブソンのアーチ・トップより肩が狭くお尻が大きいグラマラスなボディー形状と、ギブソンよりも隆起の大きいアーチトップの曲線美が何とも艶めかしく美しいモデルです!

サウンドはアーチ・トップ・ギターならではのリバーブ感豊かな歯切れの良いサウンド!フラットトップのような音の塊感は出ませんが、音の分離が良くステレオ・タイプに広がっていくサウンドがアーチ・トップの魅力でしょう。スプルース・トップでコリッと小気味よく音が立ち上がり、リバーブ感たっぷりに、しかし泥臭いサスティーンも伴ったサウンドはフラットトップでは味わえない醍醐味です。フラットピックで掻き鳴らせば、歯切れが良く分離の良いカッティングトーンが得られますので、ジャズやハワイアンのバッキングにも充分使えますし、この独特の泥臭いサウンドでジプシー・ジャズ系のカッティングなんかやってもバッチリ嵌まると思います!フィンガーで爪弾けば何とも言えないリバーブ感たっぷりのブルージーなサンドを響かせますので、あらゆるジャンルやプレイ・スタイルでその個性を発揮してくれる事でしょう!

楽器のコンディションは年式なりのキズや使用感、経年感やヤレなどありますが、使うための楽器としてはばっちり調整が行き届いています!ボディー・トップには上品なウェザーチェックがびっしりと入り、fホール付近にはいくらか目立つキズが付いていますが、木部の割れなどは無く、貫禄の顔付きになっています。PGのEマークは後貼りです。SIDE&BACKに掛けては大きなダメージも無くかなり綺麗な状態を保っています。ネックのヒール・キャップは木製に交換されていて、ちょっとサイズが小さいのとボディー・バックのセル縮みでネック・ヒール・キャップとボディーの間に隙間が出来ているように見えますが、ネック自体はしっかりとボディーと接着されていて、ヒール部にも隙間はありません。ネック裏の塗装は長年の使用でかなり剥がれてきていますが、、これはビンテージだけが持つ貫禄ですね。そんなに段差になっている訳では無いので、演奏上気になることはまず無いと思います。ペグは貴重なオリジナル・ペグで6弦のペグ・ボタンが崩壊しかけたのをボンドでガチガチに固めていますが、操作はスムーズで、今後も崩壊する心配は無さそうです。全体的にビンテージならではの貫禄のオーラぷんぷんの出で立ちですが、年式から考えればプレイ・コンディション含め、上々のコンディションと言えるでしょう!

ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.2mm、1弦側2.0mm程度と非常に弾き易いセッティングになっています。その状態でブリッジのエレベーションは下げ方向には1弦側ほんの少し、6弦側はまだまだ余裕があります。上げ方向はどちらも充分な余裕があります。指板にはローフレットに少し凹みがありますが、フレットは交換されてからあまり弾かれていないようで、まだ充分な高さが残っています。

歴史的価値も高い1本!プレイするためのギターとしてはもちろんの事、飾るだけでも絵になる美しく、ビンテージの貫禄ビンビンの逸品です!

ケースは汎用のハード・ケースが付属します。

SN:60028