MARTIN D-28 1984年製
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80年代マーチンらしい立ち上がりの良いパワフル・サウンド!!84年製D-28が入荷です!!

言わずと知れたマーチン・ギターの定番中の定番D-28。1931年に登場して以来、常にミュージック・シーンの中心に在り続け、数多のミュージシャンを魅了し、数多くの名盤の中にそのサウンドを残してきた、マーチンのみならず、アコースティック・ギターの代名詞とも言える永遠のスタンダード・モデルです。今回入荷は84年製の個体。80年代はアコーステッィク・ギターにとって冬の時代で、各社売り上げが低迷しました。マーチンも80年代には生産規模を縮小し、70年代から急激に生産本数はダウンします。この時期のマーチンは腕の良い職人だけが残り、クオリティーの高い製品を世に送り出していたとして、近年急速に評価を高めている時代の1本です!

シトカ・スプルースTOP、インディアン・ローズウッドSIDE&BACK、マホガニーNECK、エボニー指板&ブリッジ、実測42.9mmナット、25.4インチ・スケールのマーチン伝統のドレッドノート・ボディー。トラスロッドが仕込まれ始める前のSQロッド仕様の頃の個体ですが、ネック・コンディション含めコンディション上々のゴキゲンな1本です!

そのサウンドはブライトで張りのある、且つ弾力性にも富んだサウンドで、音の立ち上がりの良いパワフルなサウンドです!80年代マーチンは全般的に70年代に比べ個体差のムラが少なく、やや硬質なサウンドになります。その分音のボリューム感は増しますので、70年代D-28だと少し音がもたるとか、やや音が甘過ぎるなんてお考えの方にはぴったりなサウンドかと思います。とは言え、マーチンならではの中域のしなるような弾力性もしっかりありますので、あらゆるプレイ・スタイルでその美しいサウンドをご堪能いただける事と思います。フラットピックで掻き鳴らせば、ややエッジ感の強いブライトでパワフルなサウンドを響かせますし、フィンガーで爪弾けば、マーチンらしい素直で艶のある美しいサウンドをご堪能頂けます!

楽器のコンディションは全体的にはキズも少なく非常に綺麗なコンディションですが、1弦側ボディー・サイドに謎の塗装の日焼け跡があります。日焼け跡というよりは、他が日焼けした分、そこだけが妙に色が薄く見える箇所があると言った方が正確ですね。1弦側ボディー・サイドの、エレキで言うところのサイド・ジャックが付く辺りに6cm×5cmくらいの四角い日焼けしてない跡があります。ぱっと見サイドの割れとかを直した跡のようにも見えますが、杢目は綺麗に合っていて、ボディー内部を覗いても修理跡らしきものも見つかりません。よくよく見ると、その部分のセル・バインディングも他より日焼けが少ないように見えますので、ここにシールやステッカーなどを貼っていたのかも知れません。光にかざしたりブラック・ライトで照らしたりしながら子細に観察すると、その部分の塗膜だけ少し薄くなっているように見えますので、シール等を剥がした際に塗膜表面が少し荒れてしまい、綺麗に研ぎ直したようにも見えます。そもそもこんな場所にシール貼るか?との疑問もあり、大変不思議な日焼け跡ですが、木部等のダメージはありませんので、強度的な心配などはありません。この時代はPGはまだ塗り込みですが、かなり早めに交換したのか、マーチン・クラックはありません。その他にはボディーのバインディングを全体的に貼り直したような形跡が確認出来ますが、上記シール跡?以外は年式の割にキズも少なく、大変綺麗なコンディションを維持しています。

ネック・コンディションも良好で概ねストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.4mm、1弦側1.8mm程度と非常に弾き易いセッティングになっています。サドルにはもうほとんど余裕はありませんが、現状でもプレイヤビリティー抜群かと思います。フレットはローフレットにいくらか減りが確認出来ますが、一番減っている箇所でもオリジナル時の7~8割程度の高さが残っていますので、まだまだ安心してお使い頂けます。

探してみると意外に少ない80年代前半のマーチン。最近はこの辺の年式のマーチンをお探しの方も多いはず。お探しだった方は是非お見逃しなく!

ケースはオリジナルのブラック・ケースが付属しますが、留め金や鋲などが黒く塗られています。前のオーナーの方は変なところにこだわりが強かったのでしょうか(笑)?

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