S.YAIRI YD-303 1978年製
  • 在庫あり
  • 配送期間:1-3日1

これぞニッポンのビンテージ・サウンド!!S.ヤイリの78年製YD-303が入荷しました!!

数あるジャパン・ビンテージ・ブランドの中でも、特に人気が高いS.ヤイリ。当時の日本のアコギ・メーカーの中では比較的お値段が高く、貧乏ギター少年達にはおいそれと手の出るブランドではなかったという辺りにも、昨今のビンテージS.ヤイリ人気のカギがあるのかも知れません。しかし当時からS.ヤイリの作りの良さとサウンド・クオリティーには定評があり、やはり当時からのそんなS.ヤイリへの評価が現在の人気に繋がっている事は間違いないでしょう。今回入荷は78年製のYD-303。いわゆる第二期の2ピース・バック・ハカランダの貴重な1本です!

ソリッド・スプルースTOP、ラミネイト・ハカランダSIDE&BACK、マホガニーNECK、エボニー指板&ブリッジ、実測44.5mmナット、645mmスケールのドレッドノート・ボディー。ロッド1フレット下、指板最終フレットにモデル名刻印無し、ネック・ブロックにモデル名&シリアルNo.焼き印といういわゆる第二期型の個体。当時のS.ヤイリとしてはキズも少なめでなかなかの美品コンディションです!

サウンドはS.ヤイリらしい骨太で密度の高いサウンド!ハカランダらしいバリッと爆発力の有る出音ながら、みっちりとした密度の濃いサウンドで、安定感のあるパワフルなサウンドを生み出します。S.ヤイリの無骨で骨太なサウンドに、ハカランダ特有のサスティーン感と倍音感が加わり、ヤイリらしい骨太で煌びやかなサウンドを奏でてくれます!ハカランダらしいエッジ感はあるものの、平均的なハカランダ・サウンドよりは少し甘くメロウなサウンドのようにも感じます。フラットピックで掻き鳴らせば、ヤイリらしい骨太でボリューム感のあるサウンドを響かせますが、決して耳に刺さってくるような鋭角的なサウンドでは無く、全体的に塊感のある、腹に響いてくるようなサウンドです。フィンガーで爪弾いた時には、いかにも日本の古いギターらしいしっとりとしたサウンドの中にもハカランダの煌びやかさが加味され、古いフォーク・ソングなんかやるにはドンズバの懐かしくも安心できるサウンドをご堪能頂けます!

楽器のコンディションは、年式から考えると相当綺麗な美品コンディションです!トップの焼けは少々ありますが、平均的な昭和S.ヤイリにしては日焼けも少なく、かなり綺麗な顔付きです。ボディー・トップには米粒大にも満たないような小さいポチキズがちらほら、SIDE&BACKにもうっすらとした擦り傷程度は発見出来ますが、いずれのキズもビンテージ物として見て気になるような箇所は無いかと思います。ボディー・バック側のセル・バインディングが縮み、1弦側肩部で1か所割れていますが、まぁこちらもギルドなんかのセル割れに比べればどうと言う事でも無いでしょう。ジャパン・ビンテージに付きものの塗装の白濁は、よくよく見るとボディー・バックに塗装をする際に指で触れたようなぼんやりとした白濁が見えなくもないですが、、こちらも白濁という程大袈裟なモノでもありませんので、ジャパン・ビンテージに理解のある方なら全然気にならないと思います。ネックの2フレット裏にちょんと擦ったようなキズがありますが、その他はカポキズ等も無く、ネック裏も非常に綺麗でスムーズな手触りです。

ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.5mm、1弦側2.0mm程度とベストなセッティングになっています。サドルにはもうほとんど余裕はありませんが、現状でも昭和S.ヤイリとしては非常に弾き易いプレイヤビリティーかと思います。フレットにも気になるような凹みは無く、一番減っている箇所でもオリジナルの8~9割程度の高さが残っています。

S.ヤイリ・ファンのみならず、お手頃価格でしっかりとしたクオリティーのギターをお探しの方にもオススメの1本です!

ケースは汎用のハード・ケースが付属します。

SN:8641